「億り人の遺言40」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章
利確とは、今迄儲けた分をしっかりと懐に入れる、詰まり利益を手元に換金することを指す。この考えは長期・分散という投資活動の基本とは相容れない。但し、投資を年金扱いとして考える私等高齢者や、あるいは、投資会社に従事している人にとって、目の前の利益は手堅く手取る必要がある。前者は正に、それが生活費に変わり、後者は売上・会社の利潤となり、会社にとってはハッピーだからだ。もちろん、含み益として内含する手もあるが、企業経営では短期利益追求が筋なので、利確は大切な手法である。私は法人も運営