カエルの子は蛙
だと思った。
父親のことは好き、嫌いで言えば比較的好き、くらいだと思うが、30代に入って同じような考え方をしていることに気が付いた。共に過ごした時間は圧倒的に母親の方が長いが、やはり父親の仕事観というものが反映されている、気がする。
父親は長いこと単身赴任で海外で生活しており、私は仕事をするということはそういうことだと思っていた。父親とよく接しないのもよくあることだとも思っていた。
思いのほか、ファザコンという女の子は多いが、彼女らはどちらかというと趣味や男性に対して父親と同じ雰囲気を求めているのでは、と思う。
今回、転職活動するときにあれやこれやを考えていたら、父親と同じような職種が一番興味があるという事実に気が付いて愕然とした。
殊更、海外が好きとかそういうことはないのであるが、国内の仕事よりも海外相手の方が好きなのである。前向きに仕事できる。もしかしたら、父親も同じように思っていたのでは、ということにも気が付いた。どうも、そのあたり父親の影響がそれなりに感じられるなぁ、ということをつらつらと思っている。
自分のことなんて30歳も過ぎればある程度わかっているつもりでも、案外知らないもんだな、と改めて日々思うのである。
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