知らなくても生活できること。

女優さんの顔が覚えられない。根本的に興味がないのだと思う。最近もCMを見ていて同居人が「あ、長澤まさみだ」と言ったから「あ、長澤まさみなの？」と聞いてしまった。本当に分からない。一度見て、「ふむ、この人ね」と覚えても、髪型とか服とか変わると全く分からなくなる。
人の顔を覚えるのは得意の方ではないかもしれないが、社会人として失礼がない程度には何とかなっている。プロ野球選手の顔も覚えられるので、女優さんの顔が特別苦手なのかもしれない。あ、男性アイドルの顔も覚えられない。

同居人は世間の情勢に興味がない。NISAのことも最近まで知らなかったし、ウクライナでの情勢にも興味がないし、アメリカの大統領が誰かも知らないだろう。私はそれなりに世界情勢が関わってくる仕事をしているので、それなりに情報収集はするし、1日1回くらいはテレビのニュースをみたりvoicyを聞いたりしている。というかここまで書いて思ったけど、世間の情勢に関連しない仕事など世の中にはないのではとも思うが。
しかし同居人は興味がなく、私がニュースを見てると「それ面白いの？」と聞いてくる。面白いとか面白くないとか、そういう尺度ではないような気がする、といつも答える。そしていつも聞く「その感じで不安にならないの？」

「別に知らなくても仕事で困らないし」「んん、確かに図面みてるぶんにはそうかもしれないけどさ」という問答を繰り返している。社会人としてどうなんだ。。と思うが、私が芸能人の顔を覚えられないのも（社会人としてどうなんだという点は置いておいて）同じようなものではないかと思ってきた。やはり自分の常識で考えてはいけないかもしれないな、とふと思った。