消防訓練時の火災受信機周りの遮断・復旧

訓練時の受信機対応と留意事項

≪訓練前に受信機を遮断する≫
※自動/試験復旧は押さなくてOK(復旧ボタンを押さなくても自動で復旧してくれるボタン)
※感知器をあぶるわけではないため蓄積解除はしなくてOK

■消火栓遮断
■鳴動遮断
■移報遮断
■防排煙連動遮断

お客様の希望があれば
■主音響 連続停止(保守を押す→主音響ボタンを長押し)
■地区音響装置 連続停止( 〃 )

≪地区音響装置(ベル)の復旧≫
■当該区域の発信機を復旧
■受信機の火災信号が消えているか確認し、復旧ボタンを押す
■受信機の保守を押す→地区音響装置のボタンを押す(長押しではなくてOK)

≪屋内消火栓の放出訓練≫
■遮断している消火栓を復旧させる。
■復旧→消火栓遮断解除
■終了後、バルブが全閉しているのを確認する
◇◇◇実際に放水する際、1号消火栓の場合2名以上で消火にあたること。できれば3人いると良し。バルブを全開にする役、ノズルを持ち狙う役、ホースを足で押さえる役の3人。
なぜなら、放水量が130ℓ/min、放水圧力が0.17Mpa~0.7Mpaあり非常に勢いよく放出されるため、勢いにノズルを持っていかれる可能性や後ろに転ぶ可能性がある。体重が軽い方や女性の場合より可能性が高くなるため、できれば3名以上で扱うのが望ましい(※規定では2名以上とされている)

≪屋内消火栓の復旧≫
■消火栓遮断を押す
■ポンプ室へ行き、制御盤の「停止」を押す
◇◇◇発信機同様、受信機の表示を消したとしても大元が起動していたら常に信号が受信機側に送られてしまうため、その大元を止める必要がある。
ポンプは制御盤に手動の「起動」「停止」ボタンがあるので「停止」を押すこと。
■受信機へ戻り、信号が消えていることを確認したら復旧→消火栓遮断ボタンを押す

■■■交流電源のみに緑ランプがついていれば復旧完了

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