強さ
最近、洗礼を受けることを決めもうすぐ学びの期間に入るみたいです。
また準備などがあるとのことで話を聞きました。
ツイッターでそのことを呟くとたくさんの方からいいね、おめでとうなどリプライもいただき嬉しい気持ちでいっぱいでした。
リプライ、いいねくださった方ありがとうございます。ほんとうに、嬉しかったです。
ところで、話は変わりますが洗礼を受けることを私は家族にだけは一応話しました。私の家はキリスト教徒の家系ではありませんので…。
母は驚き、でももう大人だからとあなたが決めなさいと言ってくれました。
一応、妹にも…と思い連絡を。
よかったね、と返信が来てその時は、ああよかったよかったと思っていました。
が。
noteのあなたへのおすすめ記事を読んでいると妹の書いた記事が出てきたのです(もう削除されています)
最初は姉がクリスチャンになるらしいと書いてあってそんな似てるような環境の人いるもんだなーと思って読み進めていると、お笑いが好きでヴィジュアル系が好きで…と書いてあり鬱で…と色々書いてあり、これって私のこと…?となる。
プロフィールページを妹に送り、これはあなた?と聞くとそう!勝手に書いてごめん!とかえってきた。
そのあとあんなにヴィジュアル系が好きだったのに、曲を聴いて泣いていたのに結局宗教に入るのか。母があんなに支えてくれたのに結局宗教なのか、と書いていた。
最後はまあ元気になるならそれでいいか、と締めくくられていたけれどその前の言葉が今でも頭にこびりついて離れない。
私はヴィジュアル系が好きだしお笑いも好き。ゲームも、たぶん死ぬまでやってると思う…。ほかにも好きなものはたくさんある。
両親にも、感謝している。母にも、父にも本当に愛されて育ったと、それだけは自覚できている。
私の精神が今よりずっとずっと不安定だった頃、支えてくれていた。私は、覚えてる。だからこそ、もう遅いかもしれないが私は家のためにできる限りのことをしようと生きている。
それらを投げ捨てているわけじゃない。
私はただ、神様に救われたと感じたから。
父がなくなってからずっと周りの親戚には「お母さんを守って」「妹を守って」「お父さんの代わりに」そう言われてきた。
それはもちろん当たり前のことで。父を自殺に追い込むまで父の苦悩に気付けなかった私にできる唯一の償いなのだと思った。
強くなければ、強くなければと思いながら働いていた。
私は父を自殺に追いやった原因は自分にもあると思っていたけれど、自分を責める母や生前仲の悪かった妹が悔いている姿を見ていると私もお父さんのことを思い出してつらい、とは言えなかった。
母や妹にはお姉ちゃんはお父さんに優しかったから…と言われてしまうともうなにも言えなかった。
私は強くなければ。私だけは、何もなかったようにしていなければと思った。
鬼滅の刃の炭治郎じゃないけど長女だから、みたいな気持ちがあった。
そんな時、仕事をやめてふと教会に行きたいなと思っていたことを思い出して行った。
初めて話を聞いた時、私はひとりじゃないんだって思ったのだ。(もちろんずっとひとりではなかったけどね)
なんだかずっと張り詰めていた糸みたいなものが切れた気がしてね。
牧師先生にも悩みを打ち明けることもあって。
父の死の話はやっぱり友達なんかにはしづらいから、そういう話も聞いてもらって。
私のこと、神様は見てくださっているのかなあ、これまでも見てくださっていたのかなあって思った。
そう思うと自然と元気になってきた。
神様に祈ることも増えた。
どうか正しい道へ、私たちが進めるように。私たち家族が進めるように、と。
犬のことも祖父のことも祈る。どうか、平穏に暮らせますようにと。
なんだか、神様がついていてくださると気付いた、それだけのことかもしれないが私は本当に元気が出たのだ。
数ヶ月前まで、得体の知れない見えないなにかに腹を立ててイラついて機嫌が悪い日々を繰り返していたけれど今はほとんどない。
まだ仕事は決まってないけど、前向きに就活にも取り組めている。(早く決めようね)
私が悲しいのは、ネット上に自分のことを勝手に書かれたことじゃない。結局、で片付けられてしまうのが辛かった。それだけだ。
そこに至るまでの過程を、せめて聞いてほしかった。聞いてからいってほしかった、と思う。
今でも何もしないでいるとその言葉が頭の中でぐるぐるする。
私はたぶん、妹が帰省してきても神様の話を妹にすることはない、と思う。
別に洗礼を受けることを自慢したかったわけじゃない。
ただ、家族だから、報告しておきたかっただけなのに。
なんか…難しいね。
理解してくれなくてもいい、けど受け入れてほしかった。
私は一生バンギャだしオタクだと思う。ただ、神様を信じている、というだけで。私は今までの私と別に変わりはない。
MUCCのライブなんか一生行ってるところが目に浮かぶ。
だからなにも変わらない。
変わらない、はずなのに。
それが悲しくて、ちょっとだけ落ち込んでいる。母にはもう忘れなさいと言われたけど、忘れられなくて困っています…。頭に浮かんでくる。その言葉達が。
難しいなあと思った瞬間だった。