言葉の選び方は、生き方。

今日は心がモヤモヤして、レモンサワーを買って帰った。思ったよりも焼酎が濃くて、苦手な味だった。

私は比較的定時に帰る。きっと”定時に帰る女”ってあだ名でもつけられてるんじゃないだろうか。

最近はそんなに仕事で気分が上がることも少ない。そろそろ転職を考え始めているのは、この会社で私が出せることはもうないように思っているからだ。

そんないつも通りの定時の時刻。みんながまだ残っているので、いつもは”お疲れ様です”の一言で帰るところだが、今日は気を使って”クリーニング取りに行かなくちゃいけないから、先に帰ります”と本当のことを隣の新入社員に伝えた。そうしたら彼は、こう言った。

「勝手に帰っていいですよ」

「え?今なんて笑?」と耳を疑ったし、何回か考えたが、彼の発した言葉に変わりはない。

彼はとても素直でまっすぐな人間。でも、言葉の選び方を間違えている。少なくとも私は、傷ついた。傷ついたという表現なのか、もうどうでもいいやという気持ちになったのか、言葉が頭の中をぐるぐる回っただけなのか、もうよくわからなかったが、一つだけわかったのは、

「言葉は選ぶもの。それは言葉の選び方はその人の生き方だから」

言葉は鋭い。使い方を間違ってはいけない。


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