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健康であること、それはすでに価値。

おはようございます、saejiiです。


おととい、仕事中に胸が痛くて、気になってビルのトイレで胸を調べてみると、しこりのようなものがあることに気がついた。


最初は「大丈夫だろう」と思っていたけれど、だんだんと怖い気持ちが溢れてきて、居ても立ってもいられない気持ちになった。兄のところに赤ちゃんが生まれたばっかりで、命の尊さ素晴らしさを感じ始めたというときに、自分の身に降りかかってきた一抹の不安。

こういうときは、正常でいられなくなるもののようで、仕事中も”胸 しこり 病院”で、ネットで検索しまくっていた。


すぐにでも検査をして欲しくて、東京の病院に片っ端から連絡した。やっぱり当日の診察は難しく、全然予約が取れない。でも、どうしてもすぐに見て欲しくて、今のこの不安な気持ちを一秒でも早く拭い去りたくて、電話を続けていた。そうしたら1件だけ、次の日の夜9時に予約がとれる病院があった。少しだけホッとした。いや、猛烈にホッとした。神様は信じていないけど、「神様ありがとう」とこのときばかりは思った。

でも、やっぱり不安は募るばかりだ。家に帰っても何も手に付かなくって、ベットの上で、スマホ片手に検索をしては落ち込むという繰り返し。とにかく次の日の診察が待ち遠しく仕方なかった。


次の日、少し長めに働いて、病院に向かう。病院はとても混んでいて、予約したのに、1時間も待った。”予約って何だろう”と、ちょっとセンシティブな私は思ったりする。


そんなこんなで、待っていると名前を呼ばれて診察室に通された。問診と触診、そしてエコーで検査をしてもらった。エコーで見られているときは、画面に何か黒いものが映っていないかを、目を凝らして見る。そうして先生は、

「特に問題ないですね」

と言った。


今までの不安でいっぱいだった気持ちが一気に晴れた。それでも不安だったから、何度も「本当に大丈夫なんですか?」と聞いたけど「大丈夫です」と言ってくれたので、本当に心から安心した。

よかった。


結局、このしこりの正体はわからないけれど、こういうきっかけで、”健康であることは、それだけで価値がある”ということがわかる。なってしまったら、受け入れて少しでも改善するように尽力するしかないけれど、痛みを感じずに過ごせること、不安なく毎日を迎えることができるということは、本当に幸せなことだ。


わたしの友人で、病気を患っている人がいる。本当に日々、葛藤しているし、辛そうにしている。わたしは少しでも元気付けたいと思って、励ましたりするけれど、今回不安になったことでわかった。病気になった辛さは、本人にしかわからないし、ずっと孤独だ。


この先に、わたしにも何があるかはわからないけれど、今こうやって過ごしていけていることを当たり前に思わずに、感謝をしたいな。


健康であろう。

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