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やること、やらないこと、白黒はっきり。

週末は、お葬式だった。

母の兄がガンで亡くなったからだ。61歳だった。


ガンが見つかったのは約3年前で、その間、凄まじい闘病生活を送っていたみたい。私のお母さんもお手伝いをしていたから、大変だということは良く聞いていた。


おじさんは、わたしがライター活動を始めて、わたしが書く記事をいつも読んでくれていた。毎回記事がアップされるたびに喜んでくれていたことを、母からも良く聞いていた。

でも最近は、わたしも本業が忙しかったり、いろんなところに意識が向いていて、記事を書くことが疎かになっていた。最後に一本書いて、「すごいね」って言ってもらいたかったな。それだけが、心残りだ。


告別式。
火葬場に移動をして2時間足らずで、おじさんは骨だけになった。骨だけを見ると、「本当にこれがさっきまで人だったのか?」と自分の記憶を疑ってしまうほど、印象が強い。亡くなってからでは、何もできないということを、目の当たりにした気がした。


生きていられること。
それだけでも価値がある、と今は強く思うけれど、だからこそ、中途半端な自分の考えや行動に無性に腹が立ってしまう。

もう少しシンプルに考えたいし、もう少し物事を整理して気持ちよく生きていきたいのに。まるで、パズルの途中で飽きて、完成する前に別のパズルを始めてしまうような感じだ。いつまでも、完成しない。だから気持ち悪いのに。


なんだか取り留めもない文章になってしまったけれど、生かされている今、もっと誰かの役に立たなくてはいけない気がするし、もっと美しいものに触れていかなきゃいけない気がする。でも、一方で、そんなに頑張らなくてもいいことに頑張っている自分は、もう解放してあげてもいいようにも思った。

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