私が今の会社に残るたった一つの理由

大げさなタイトルをつけたけど、私はサラリーマンで、
今の会社も何度目かの転職なわけで。

でも、やっぱりこの会社に3年いる理由がある。

それはとても簡単なことだし、そんなこと?ってことなんだけど。

それは、「人」。

それもたった一人の「人」です。

1つ上の男性の先輩で、その人は結婚もしているし、子供もいる人。

もちろん恋愛関係はないけれど、私のどタイプの人。

顔も可愛いのだけれど、どちらかというと性格で、多分、
人たらしなダメな人ではある。

その人は普段同じオフィスにはいないけれど、
電話やチャットで仕事をしたりする。


仕事以外でも、時々二人で飲みに行ったり、
カラオケに行ったりしている。

昨日もおきまりのパターンで、
飲みに行ってカラオケで大騒ぎにした。
二人ともいい大人なのにね。

そんな先輩に、私は、絶大なる信頼をしている。

というのも、ある時、とある社員に結構きついことを言われるという事件があった。

会社では会社用のSNSを使っているのだけれど、
リーダー陣が会話するグループがあり、
その中で、とあるリーダーが私に突っかかってきた。

私も自分の意見を言うタイプなので、バシバシ対立してしまって。

最終的に、私は”なんで営業の立場もわかってくれないんだ!”っていう状況にまで追い詰められた。

久々に頭に血が昇るほど、頭にきた。
悔しくて悔しくて仕方なかった。

でも一番悔しかったのは、私は営業で、
私の気持ちをわかる営業もいるはずなのに、営業のメンバーは誰も、
私に手を差し伸べてくれなかったことだ。

そんな時に、その先輩が助けてくれたのだ。

私の味方になってくれた。

誰も助けてくれなかったのに、重い空気で入りたくなかったはずなのに、
割って会話に入ってくれた。

最終的にその先輩社員も、とばっちりを受けていたけれど笑

もめていた最中は、”もうこんな会社辞めてやる!!”
って思うほど頭にきてたけど、その先輩が私を助けてくれた時に、

”この人が、私がこの会社で働く理由だ”
って本気で思った。

嬉しくて嬉しくて、三軒茶屋に向かうバスの中で、
人目もはばからずに泣いた。

担当する仕事も違うし、普段一緒に働くこともない。
でも、こんな小さなことで、でも私には大きな出来事で、
仕事に残る理由ってできるんだなって私が一番驚いている。

結局そういう些細なことで、
この世界はできているような気がしてるんだよね。

大きな目標もあるけれど、足元をみること、
誰かを大切にすることを忘れちゃいけないんだよね。

これが私が今の会社に残るたった一つの理由です。

私は誰かを同じ気持ちにさせることができているかな?

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