あなたの人生。わたしの人生。
この一ヶ月、家に本が届けられる頻度が異常です。机に積み上げられた本を数えるのも億劫になる程、買い込んでいます。
小林秀雄のこの本を読んでから、濫読濫読の日々。小林秀雄の思考の深さに色気を感じる日々です。
そんな感じで、いろんな本を読むことで、気づくことはたくさんある。
最近「そうだよね」と自分の中で答えが出たことがあったので、今日はその話です。
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例えば、”お金”についての悩みがあった時に、人は本を読んだり、ネットで検索してみたりして、いろんな情報を目にします。
本やブログを見ていると、結局はどちらかで、「お金は使え!」という宗派か「貯蓄しろ!」という宗派です。
この議論。いつの時代にもあるけれど、どっちが正解なんて言えないんですよね。これは、わたしが言えないのではなくて、誰も言えないはずなんです。だってどっちも間違っていないし、それぞれのいいところがあるからどちらの支持者もいるんだもの。
本って、「そうか〜!そうだよね!」と気づきを与えるために、「こうあるべきだ!正解はこっちだ!」と言い切る書かれ方が多くて、読み手も「そうなのかぁ。わたし、間違ってた!」と、著者の持って行きたい方向に、自分自身の考えも持っていかれがち。まぁそれだけならいいのだけど、「こうしないとあなたは不幸になる」なんて書かれていたりすると、「今それができていない私は不幸なのかな」なんて、余計なことを考え始めたりする。
でも、結局のところ、正解も不正解もないから、誰がどう思ったとしても、本に「こうしないと不幸になる」って書かれていたとしても、自分が幸せに感じられる方を選択すべきじゃないの?っていうのが、最近の腑に落ちたことです。
だって、「会社は3年やめるな」とか「3年も会社にいるな」とか、考え方は絶対に人によって、経験してきたことによって変わるもの。3年続けるべきかどうかも、その人のシチュエーションによって答えも変わるものです。
だからそういう迷った時にこそ「わたしはどっちがいいと思ってる?どうっちが幸せになれそう?」という自分の気持ちはどっちなの?ってところに耳を傾けられたら、少し世界が明るくなるような気がするんです。
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