青春の風にちょっぴり触れて
人にはそれぞれの青春がある。
くだらないことではしゃいだり、なにかに没頭してみたり。
それぞれの形があって、それは誰にも入れない1人だけの宝物になる。
ただ隣の芝は青いとはよく言ったもので、なぜだかこんな風に過ごしてみたかったという気持ちが拭えない時もある。
つい先日、友達の文化祭に遊びに行った。
真新しい綺麗な校舎に最初は圧倒されたものの、中のお祭り騒ぎを見て見たら、なんだか高校生と変わらなくて懐かしくなった。変わったと思ってたのは実は僕だけだったのかも。
一通り見た後に新しい校舎とは別の恐らく旧校舎の様な建物に入った。
そこは文化部の展示会の様なものが部室で行われていた。
アニメさながらの旧校舎に、僕からすればファンタジーに近い文化部が並ぶ。
外の喧騒とは打って変わって穏やかな、いわゆる学校の対比をよく感じる空間が広がっていた。
漫画研究部に写真部、100年続く伝統紙を作る部活にジャズサークル。
身内だけの趣味の世界がたまたま外に漏れて出たようなそんな空間。
これぞ、僕の憧れた世界。
僕が過した10代は明らかに人と違う部分はあったが、確かに青春はしてた。
けど、こんなSF、ファンタジーの世界に僕も入っていたかった。
と、シンプルに思った。
きっとみんなそうなんだと思う。
あの子や、この子みたいな学園生活がしてみたかった。あいつになりたかった。とか。
でも多分思い出せてないだけ。
振り返ってみたら涙出るほど笑えるエピソードも、今になって褒めてあげられる努力もきっとある。
振り返るってとっても大事。
自分をもっと大切に出来るはず。
※追記
だから
隣の芝生は青いじゃなくて、うちも青いが隣も青いに変えた方いいと思う笑