中小企業診断士だからこそできる!「ロゴ制作」
はじめに
こんにちは!組織内中小企業診断士のさえふぁんと申します!
今回、素人の私が、初めてロゴ制作に挑戦してみて、以下の2点について学んだことをご紹介します!
① ロゴ制作をする過程は、企業のセルフブランディングに通じる!
② 経営者から、その企業の圧倒的特徴をヒアリングすることが得意な中小企業診断士は、ロゴ制作でも能力を発揮する!
以下、学びと経験を書いていきます!
中小企業診断士の皆さまに、お役に立つ内容となれば嬉しいです。
1 栃木県企業内中小企業診断士研究会(ティフ研)のロゴ制作に挑戦!
ある日、私が所属する「栃木県企業内中小企業診断士研究会」(通称:ティフ研)の幹事の方から、
「ティフ研のロゴを作ってくれませんか?」という依頼がありました。
デザインのプロではない私は、急な依頼に驚きました。
しかし、お話を聞いていくうちに、「未経験の分野だけれど挑戦するのも良い機会かもしれない。本業でもロゴ制作に少し携わったこともあるし。」と(安易に)思い、お引き受けすることにしました。
そして、幹事の方へのヒアリングもそこそこに、ロゴの試作品を作ったところ、まったく共感を得ることができませんでした!
そこで、まずプロの技を学ぼう!と思い、YouTubeで動画を検索してみました!
2 プロの技を学ぼう!~YouTube編~
YouTubeでロゴ制作を学べる動画を検索したところ、多くのプロの方の動画がありました。その中で、とても分かりやすかった
YouTubeチャンネル「アトオシとデザイン」から、
「『ロゴ』デザイン 考え方・つくる手順」という動画を参考にしました。
(↓こちらの動画)
https://youtu.be/89GlqcFbBXk?si=Sk_u5Gnszy957nYP
その道で稼いでいるプロの方って、やはりすごいですね。
ロゴデザインの手順について、とても分かりやすかったです。
その内容とは!
3 ロゴ制作の手順は、「圧倒的特徴」の深堀が鍵!
アトオシさん(グラフィックデザイナーの永井弘人さん)によると、ロゴ制作の手順は、以下のとおりです。
圧倒的特徴をヒアリングする。
デザインコンセプトを作る。
既存デザインをリサーチする。
ラフを描く。
デザインを実施する。
ここで印象に残ったのは、
1の「圧倒的特徴をヒアリングする」です。
そう、この「圧倒的特徴」って、中小企業診断士の方が聞くと、おそらく
「強み」とか「差別化」という言葉が頭に浮かぶのではないでしょうか。
最初に試作品を作ったとき、私はこの「圧倒的特徴」のヒアリングが超浅かったです(反省)。
そう、素人は、4~5を先に考えて、1~3を後付けで考えてしまうんですよ、たぶん。私はそうでした。
中小企業診断士であれば、中小企業こそ「圧倒的特徴」が必要だと分かっているわけで。
ここを徹底的にヒアリングすることがロゴ制作の鍵になることを知ることができました!
事業計画策定にも通じる考え方ですね。
(例えば、補助金採択だけを目的に事業計画を作るのではなく、その企業の強みから事業計画を作り上げることが大切。形だけでは伝わらない。)
4 実際のロゴ制作
実際に、ティフ研のロゴ制作をするにあたり、プロの技を学び反省した私は、幹事の方にZOOMでの打ち合わせをお願いしました。
そして、手順に従って、一つ一つ、そして徹底的にヒアリングを行いました。そこで、引き出せたことは以下の重要ワードでした。
① ティフ研をどのように外部にアピールしたいのか。
とちぎ発の地域活性化の専門家集団(パートナーズ)
外部に分かりやすい愛称を作りたい!
② 診断士とは何ぞや。
中小企業の夢の実現をサポートする専門家(青い鳥)
③ 栃木県をイメージしたロゴにしたい。
栃木県の鳥である「オオルリ」や、栃木県のキャラクターである「とちまるくん」を使用したい。(このオオルリは、青色の鳥なんです。共通項が!)
手順に沿って、徹底的にヒアリングすることで、依頼者(幹事)が作りたいロゴのイメージを掴むことができました。
その重要ワードを踏まえて、ロゴのイメージやデザインについて、オンラインで打ち合わせを重ねていきました!
5 中小企業診断士だからできること!
ここまで読めばお分かりのとおり、ロゴ制作って、
会社や店舗の「セルフブランディング」に似ているんですよね。
「圧倒的特徴をどう外部に見せていくか。」
これが、デザインなのか、事業計画なのか、経営理念なのか、店舗設計やチラシ・パンフレットなのかの違いなのだと思います。
ロゴ制作の手順を通じて、この初めの手順かつロゴ制作の土台となる
「圧倒的特徴」が重要!!ということが分かりました。
そして、中小企業診断士は、経営者とのコミュニケーションや事業計画策定の経験などを通じて、この「圧倒的特徴」をヒアリングする能力に長けています!!
そのため、私の個人的意見ですが、
「中小企業診断士は、ロゴ制作のヒアリング力に長けている!」
「中小企業診断士は、セルフブランディングの支援に向いている!」
と実感しています。
6 ロゴ完成!
そんな紆余曲折と学びを経て、幹事の方の希望を聞きながら、ロゴが完成しました!こちら!
診断士をイメージした、青い鳥と羅針盤のバッジのイラスト
(青い鳥は、Canvaのフリー素材を利用。羅針盤バッジイラストは幹事の手作り。)
愛称を「とちぎ組織内中小企業診断士パートナーズ ティフ研」
地域で活躍する意思をスローガンに込めて
「Chiiki-DREAMS COME TRUE」(地域の夢が叶う)
敢えて素人っぽくしたのは、幹事の方が「いかにも中小企業診断士が作ったロゴが良いんです。」という意見を踏まえたものです。
7 まとめ
素人の私が、ティフ研のロゴを作るまでを書いてみました。
企業のPRや販売促進には、その企業の「圧倒的特徴」をいかに外部に見せるか、伝えるか、ということが鍵になります。
中小企業診断士ならば、ロゴ、事業計画、経営理念、店舗イメージなど、圧倒的特徴を生かした内容を踏まえて支援できると思います。
ロゴデザインが苦手であれば、コンセプトの作成を支援し、そのコンセプトをプロのデザイナーに依頼して形にしてもらうのもありです。
ぜひ、ロゴ制作についても、ぜひ挑戦してみてください!
きっと素敵なロゴが出来上がります!
参考:栃木県企業内診断士研究会 note
とちぎ組織内中小企業診断士パートナーズ【ティフ研】|note