矢沢あい展と『NANA』大考察(シド&ナンシーへのオマージュ的展開予想)
前回の横浜投稿の続き...❤︎
そもそも、そうだ、横浜に行こう!と思い立ったキッカケは【矢沢あい展】に行きたいが為でした。矢沢先生の繊細でお耽美な絵を原画で観られるなんて、そりゃあ見応えしかなかろうと、遠征してでも。
「矢沢先生の作品はわたしのバイブルです。」
と言う方はたくさんいらっしゃる。もちろんわたしもそのひとり。小学校低学年から『NANA』にハマり、映画を観てCDを聴きまくり...そして矢沢先生の過去作品を人生かけて追っていくようになります。笑
大学生の頃は矢沢あいラバーな歳上のアーティストと恋愛をして、これが本当に漫画のように楽しい日々でした。(誰も聞いてねぇぞ〜)デート前日に矢沢風デザインでリーフレット作って送ってくれたり、お互いに矢沢コーデでデートしたり、実は伏線たっぷりの『NANA』大考察大会を開催したり、バレンタインにはワイルドターキーを贈り...これはオマージュなんですけど。(だから誰も聞いてねぇって)
『ご近所』や『パラキス』は、将来を考える多感な時期に読んで良かったなぁとつくづく思いますし。実果ちゃんのことは今でも尊敬してます。かと思えば完全ミステリ仕立ての『下弦の月』もあり...。この作品は隠れた名作で大傑作だと個人的に思っています。もっと知られればいいのになぁ。
こちらの👇本はつい数年前に出版されたんだけど、久々に見るこのロックで端麗なイラスト...!感激しました。
この先、矢沢あい展ネタバレ注意です⚠️
おまけ。
『NANA』の大考察です。
『NANA』休載から気になるところで時が止まっていて、ナナって結局どうなるの?という疑問に、多分こうなるんじゃね?な、セリフから読み解くわたしの考えがこちら。
・あれだけハチが気に入っていた猫脚バスタブが12巻では一般のバスタブに替えられている。
・バスタブのお湯を確認するハチの表情が神妙→ノブが心配する。
・ミューとハチのお風呂での会話シーンにてミューのリスカ痕を見つけるハチ。
・「707号室はろくなことがない」殺人事件が!?とハチが騒いでいたのもナナの入浴中。
・ナナとレンの重要な会話もほとんどバスタブの中であり、ページ数も多い。
・薬から抜け出せずバスタブに横たわるレンの描写が何度も描かれている。
これって...、
ナナはレンの死の直後、707号室の猫脚バスタブで自殺未遂をはかったのでは…?と考えます。
👉シドとナンシーへのオマージュ?(実際ナンシーはバスタブで死んでいた。)
ナナ「あんたに教われたこの命を捨てるなんてできないじゃない」
こんなセリフもあるので、
ハチがナナ自殺未遂の第一発見者か。
しかしナナはイギリスで生きていることが確認出来ているので、そこからどうなるのかな...?
矢沢先生は『NANA』の今後の連載についてインタビューを受けると、いつも前向きに答えてくださっているので首を長くして待ちたいです!!
登場人物の機微な感情の変化や、ほぼ全員のバックグラウンドが丁寧に描かれているからこそ、複雑な人間関係の中でもそれぞれに感情移入が出来てしまう。歳を取るごとに読み返せば読み返すほど、分かるぅ!が増える、そして見方も変わっていく矢沢先生の漫画が大好き。
長くなっちゃった。
読んでくださりありがとうございます😊