Worlds2024 GENG vs TESから学ぶGENGのテンポ、ワード管理について
はじめに
こんにちは saebaiolbeです
worldsも始まりLOL熱が再燃している方も多いのではないでしょうか
今回は世界トップチームの駆け引きについて面白い部分を言語化の練習も兼ねて皆様にお伝え出来たらと思い記事を書いています
テンポとは
チームゲームをしていたり、試合観戦をされている方であればよく聞く言葉である「テンポ」
聞いたことはあれど、説明出来るかと言われると少し微妙な方も多いのではないでしょうか
ここで1度テンポについて説明しておこうと思います
良いテンポとは、
取りたいオブジェクトに対して、全員でリコールを合わせレーンを押し上げワードを展開し、自分たちからマップに影響を与え、アクションを掛けれる状況の事です
よって、テンポが無いと勝っていたとしても自分たちから仕掛けていくことが難しくなってしまうのです
それが競技のトップであればあるほど
GENG vs TES
https://www.youtube.com/live/47sQQ9CNco8?si=vbyMGe7I-sUZqMeV&t=5718
まずはピックから見ていきましょう
どちらも上手くドラフトしたと思います
ただTES側にレーンの主導権が寄っていることと、中盤でのMID主導権においてランブルの圧力が高い事からpeyzのサモナースペルが非常に取りやすい
GENGはヨネのサイドを如何にして使っていくかというところ
序盤戦はスワップが無かったことからも少し荒れるスタートとなって多くのサモナースペルが失われる形になりました
そんな中で最初のヴォイドグラブ
https://www.youtube.com/live/47sQQ9CNco8?si=PwFlF1nojjlvNtNh&t=6101
互いのチームがMID主導権を取り向かおうとしています
しかし、BOTのリコールを先に済ませたpeyzの寄りが早いことからGENGはすぐさまグラブに向かいます
そんな中でTESには選択肢があったと思います
ドラゴンにいくのか、フェイクをかけながらADCの差を広げるのか
前者はトレードには持ち込める反面、強力なGENGのサイドレーンにグラブを渡すことになりますし、カイサのスケールにも影響してきます
後者はリスクがあるものの、時間を使わせれば使わせるほど差が広がるリターンも大きいものになります
https://www.youtube.com/live/47sQQ9CNco8?si=qOwwu6K6SS8v8OHA&t=6135
TESが取った選択肢は後者
ただ奥に行きすぎたことからGENGに反撃を受けてしまいました
ここもGENGがリコールのタイミングを上手く活用したと言えるでしょう
ただ、tianの機転の利いたガンクもありTESもやり返し、続くグラブでは優位を取ることが出来ました
そして、転換点となったヘラルド
https://www.youtube.com/live/47sQQ9CNco8?si=x0A6lB3L4XgRI8JN&t=6568
TESからすればルシアンとジンをローテさせながらヘラルド獲得にむけてリコールを合わせている部分
ただ、リコールの位置が甘くなったところから全てが繋がっていきます
まずはchovyがTESBOTのリコールを止めてローテを阻止します
TESからすれば合わせる事前提でcremeはリコールをかけましたから当然ズレが発生するわけでMIDの処理を余儀なくされます
最悪だったのは、2度目のJackeyloveのリコールも止められてしまうことです
これでTESはTOPとMIDの主導権を失い、全く視界が無い中で、ヘラルドに向かわされている事です
結果だけ見てみれば、TESが非常に上手くやったことからも集団戦での勝利を得る事は出来ましたが、GENGからすればヘラルドを得る事は出来ましたからタワー圧をかけながらchovyがゴールドを得る事が出来ました
TESからすれば勝っているからここからテンポを握ってスノーボールしていこうとなるわけなのですが、TOPアウタータワーに対してのローテで369のテレポートが無い中行ったことから、GENGが負けている中でも多くの部分にアクションをかけることが出来てしまいました
その後のGENGの素晴らしい集団戦もあり大きく有利を作っていきます
そして、このゲームで最もGENGが恐ろしかった部分
バロンです
https://www.youtube.com/live/47sQQ9CNco8?si=yL3itHe_XOlFXded&t=7462
TESの構成的にレルランブルのultは非常に強力ですしカイサがポーク出来るAPビルドに進んでもそこに当たりにいけるセットです
なので、TESは視界を取りに行くために固まって動き、ワードに映ったlehendsを捕らえる事に成功します
これで数的有利を作り出したTES
ですが、逃げ際にlehendsの置いた1つのワードが全てを変えていきます
捕まえるために多くのリソースを使い、ワードスタックも失ったTES
一度リコールをして整える必要がありました
それを分かっているGENGは執拗にmeikoのリコールを止め、バロンラッシュの圧をかけ続けます
狙いはlehendsの戻ってくる時間を稼ぎ、視界状況を維持したままバロンでの反転をすること
meikoも必死に帰れるタイミングを探し、他の面々でラッシュを警戒します
しかし、GENGが上回って反転し、バロンを取り勝利することが出来ました
勿論、TESも本当に上手くやっていましたし序盤の有利は取っていました
ただ、常にGENGの圧力にTESが反応せざるを得なくなっていた
ほぼ常にGENGがマップで多く動けていた
これが勝利につながったと思います
最後に
いかがだったでしょうか
この試合からは様々な事が学べると思います
集団戦一つとっても世界最高峰でした
しかしながら、GENGのマップコントロール、テンポの取り方は他とは一味違うと感じました
まだまだ続くWorldsですが、観戦の仕方一つで色々な角度が見えてくると思います
是非、残りの試合でいつも見ないような部分に目を向けてみてはいかがでしょうか
ここまで読んで頂きありがとうございました
次の記事は未定ですので、ご意見、ご要望等是非Xにお送りください
それでは