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【協力隊必見】派遣前訓練と現地での予防接種

開発途上国での生活は、日本ではかからないような様々な感染症に罹るリスクが高まります。

そのため協力隊候補者は、派遣前訓練期間中に予防接種を受けることになります。

訓練所に外部から専門医の方が来ます。
私達の時は(2023-3)毎週火曜日の6,7限の時間が予防接種の時間に当てられ、対象者は講堂に集まり、該当の予防接種の注意事項を受けてから順番に摂取をしました。
※1〜5限は通常の語学授業です。

派遣前訓練開始前にそれぞれでこれまでの予防接種記録をまとめたものをJICAに提出しますが、それを元に摂取するもの、回数が決まるので全員が全く同じ内容というものではありません。

最初の予防接種に関するオリエンテーションの際に、こちらのシートが一人一人配られます。

私ははじめて協力隊に参加した2016年から2017年、2018年と派遣のたびに予防接種を受けていたので今回は1日(2本)のみでした。

今まで何も受けてなければ基本的に上記全て○がついて毎週受けることになります。
予防接種は1人1人順番に行うので、待ち時間が発生します。待ち時間は語学自習となります。早い順番で終わっても時間までは自習です。

順番は国ごとにあいうえお順で上からの時と下からの時と週によって入れ替わっていました。

任国となっているものは、それぞれの国に赴任後に任国で摂取するものです。

予防接種の後は原則安静なのですが、摂取後にランニングをしたところ翌日高熱で寝込むことになってしまいました。狂犬病のワクチンは毎回相性が悪い気がします。

摂取後は安静にしましょう。笑
ちなみに体調不良時は、居室で休みますが希望すれば語学授業や講座をオンラインで受ける事ができます。またご飯もお弁当で配膳してもらえるのでとても助かりました。


ここまでが無償で受けられるものになります。※自分で別の予防接種を受けたい場合は全て自費になりますが、基本的にJICAで受けれる予防接種で十分です。

最後に黄熱病の予防接種に関してです。
黄熱病の予防接種が義務付けられている国に派遣される隊員は、費用補助が出ますが、訓練所入所前に個人で最寄りの病院に受けに行かなければなりません(個別に連絡があります)
※その他の隊員は任意なので自費になります。

私は前回の派遣国(マダガスカル)、任国外旅行先も含めてイエローカードは必要なかったのですが、トランジット先で必要な可能性があったためマダガスカルの病院で摂取しました。

黄熱病は1回打てば生涯有効(イエローカード保持)になります。
また日本で黄熱病の予防接種を受けるより海外で受けた方が格段に安い場合が多いので、2年間のうちに任国で受けるのも良いかもしれません。

途上国での医療環境が不安な方もいるかと思いますが、今まで海外の病院に散々お世話になってきましたが全く問題なく受診ができています。

エジプトの病院にはお世話にならないで2年間過ごしたいです!



以上です。ありがとうございました!

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