【協力隊日記】聞いた情報と実際の現場とのギャップ
私の配属先は、エジプトの首都カイロ中のゴミを収集、分別、リサイクルをして生計を立てている人が多く暮らすスラム街の地域にあります。
現地NGOフリーマインドは、地域の子どもたちに教育の機会を提供し、学習サポートや道徳心を育むための支援を行っています。
私は2024年3月にエジプトに着任し、JICA事務所でのオリエンテーションをする中で、エジプトの協力隊が活動する地域ではここが1番環境的に厳しいという話を多方面から受けました。
その話を聞くたびに、ワクワクが高まっていた自分は相当変なんだと思いますが笑
オリエンテーション期間中に、そのワクワクが抑えられず1人で行ってみた時にある程度想像していたようなゴミや異臭、虫が飛び交う環境以上に、人のあたたかさに一瞬で心が持ってかれました。
そして4月中旬から配属先での活動が始まり、毎日通っているうちにJICA側に言われていたことと、自分の目で見たこと、感じていることの間に違和感を感じるようになりました。
実は私の配属先への通勤は、原則ドアtoドアと決められていました。配属先が運営する幼稚園で半年前から活動している別の隊員も、家から配属先までは往復タクシーでの通勤でした。
ただ徒歩厳禁な地域以外であれば問題ないとの認識だったので、JICA側にも確認をとり近くのバス停までは公共交通機関を使い、そこからタクシーに乗るという方法は許可が出ました。
しかしその距離わずか徒歩2分…笑
エジプトのみならず、危ない地域に制限がかかるのは承知していますが私にはここがそれに当てはまるのかがどうしても腑に落ちずにいました。
毎日たくさんの子どもが通っている道です。
改めて調整員に徒歩が禁止されている理由や、以前の調査の経緯を聞き、その地域の人だけでなく外部からの出入りが多いことや薬物取引の数も多いなどの理由がありました。
うーん、っとまだ腑に落ちず(しつこい?笑)
別のルートの提案をしたところ、再度調査に入ってくださることになりました。
当日はJICAの安全対策アドバイザーの方(エジプト人)と安全担当の職員、そして調整員の方が来て、私の配属先の責任者や同僚たちと色々な話をしてから一緒に街を歩いてくださいました。
毎週火曜は夕方から高台にあるフットサル場で活動があるので、そこまで
JICA側として安全が第一なのは承知の上だったので、規制緩和がどれだけ大変かは何となく分かっていたので難しいだろうなとは思っていました。
実際に街を歩いて、同僚たちと話して、活動を見て下さった後に、ここの街の人は表情が優しくて危ないとは感じない、同僚たちもいい人だねなど自分が声を大にして伝えたかったことを感じて頂けたのは本当に嬉しかったです。
まだきて数ヶ月ですが、毎日よくしてもらっている同僚たちは私にとっては大切な存在です。彼らの優しさやこの地域の偏見が少しでも伝わっただけでもなんだかグッとくるものがありました。
その日はそれで終わったのですが、数日後
安全担当の方から一報が入り
結論、配属先への通勤規制が緩和されました!
ミニバスを降りてから配属先まで徒歩移動が許可されたのです。
電話越しでは平然を装っていましたが、
内心はめちゃくちゃ嬉しかったです。
同僚たちにも感謝の気持ちと共にすぐに伝えました!
私たち協力隊は配属先に属するわけですが、その地域の人たちとの関わりも大切にします。時にはよからぬことを考える人もいるかもしれませんが、圧倒的に私たちを理解して知っていてくれている人たちの方が多いです。
今日もあることがきっかけで一緒にいた韓国人のボランティアの方と現地の方が大喧嘩してしまっていたのですが、すぐに人が集まりこの人たちは毎日ここに来ていて〜など説明してくれて事はすぐにおさまりました。見守られてること、見ていてくれること、知っていてくれること安心安全をみに染みて感じた瞬間でした。
毎日同じ道を通り、同じ人たちと顔を合わせ挨拶をする。そんな日常ができるようになったこと、真摯に対応してくださったJICA事務所のみなさんにも協力してくれた同僚たちにも感謝です。
正直もう言っても変わらないだろうな。と諦めかけていたところでした。私が勤めていた学校現場とは違うものの、やはりルールを変えるのはそれだけハードルが高いのは分かっていたので、変えられないところにエネルギーを注ぐのはやめようと思っていました。
でも今回の件を通して、私自身も色々考え直す機会にもなりましたし、学びも多かったです。
今ある現状に満足しないこと
疑問を持つことは大切だなと思いました。
相手側からするとめんどくさい奴だなーって感じかもしれませんが笑気にならないけど笑
そんなこんなで引き続き頑張っていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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