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子供は親を選べない

親だって産んでみるまでどんなのが出てくるかわかんない

が母のセットだった
そうだろうか
実は親には選択肢がある

施設に預ける
祖父母に預ける
置き去りにする
山の中に捨てる
いっそ殺す
そもそも産むまで育てずに堕胎する

産まれてきた子供に上記の選択肢はほぼない
それらの知恵がつく頃には父母の毒にどっぷり染められている

親が子供に子供を持って欲しい理由

子育てしてよかったと義母は言った
温かな眼差しで夫の小さな頃の写真を見て楽しかったと言った

一方、母と揉めた後
普通に話すようになると母は必ず

私はねあんたには絶対子供産んで欲しい
あんたみたいなの育てるのがどれほど大変か親になればわかる
苦労すればちっとは親のありがたさがわかる

といい
それに付け加えて

まああんたみたいな人に限って
なんでも言うこと聞くいい子が生まれてきたりするんだけどね

といった

わかるだろうか
ここには私が努力し自分の子供との関わり方を工夫することで
親子関係を楽しむ可能性が入っていないことが

私が子育てを楽しんだらそれは産まれてきた子供が良く
育てにくかったら母の思い通り私が苦労し
お前の今までの態度が間違っていたということになるのだ

まあ簡単に言えばどうなろうが母の勝ちみたいなことだ
私と今回揉めたことは

母にどこにも落ち度がない

となるのだ

母はきっと是が非でも私が
育てにくい
いうことを聞かない
悪い子だからということにしたかったのだろう

そしてそれが出産ガチャで出てきてしまったことが
私というハズレ
許せなかったのだろう

きっと母は隠しきれずに
随所に私にそう伝えていた

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