ENGINEで得たこと 第1弾
今回は、私が約6か月間取り組んでいたENGINEインターンシップについて
振り返っていこうと思います。
ENGINEインターンシップとは
このENGINEインターンシップというもの
まず最初にどんなものかを説明しますね。
こちらは北陸の3大学(金沢大学・信州大学・富山大学)が開講している「ENGINE」プログラムにおいて3大学の学生が連携し、実践的に地域課題に取り組むインターンシッププログラムです。
地域企業様から課題を与えられ、調査・分析から再定義課題の抽出、仮説設定を経て、実際のアクションに落とし込むことを目指します。
参加したきっかけ
私がこのENGINEを知ったきっかけは、同じゼミの一番元気で明るい友達が「面白いよ!やってみな~!」と言っているのを聞いたからです。
その子は、どうやら去年参加していたらしく、だからこの子はすごいのか。と腑に落ちたのを覚えています。
(行動力があってパワフルってことです。私の憧れです。)
そんなこんなで説明会に申し込み、選考も通り…
これから始まるぞ とドキドキしていたそんな5月
オリエンテーションや企業様からのインプットを経て、
私は金沢のローカル放送局 北陸放送(MRO)様の企業課題を解決することになりました。
解決したい企業様は、自分達で希望を伝え、選考を得て決まります。
私は、「なんか面白そう」と不純な動機で選び、
第一希望が通りました。
(担当した企業の方の想いに共感したのもあります!)
グループが決まって…
私が所属した北陸放送のグループはA班
男子2人、女子2人の班で、他グループより仲良くなるのが早かったです。
ただ、私あんまり男子と話すのが得意ではなく、、聞き手に回ることも多かったですが、今回は半年も一緒にやっていくんだから!と
出来るだけ沢山相手を知ることを心掛けていました。
(補足:
ENGINEは最終的になりたい自分や目標を最初に設定し、そのためにどんな行動をするのか。自分で考え、企業メンターと1on1で話す機会が設けられており、1つの特徴でもあります。
私は、その目標のひとつとして、
『初対面の人にも自分から積極的に話しかける、仲良くなる』というのを掲げていたので、常に意識していました。)
最初にぶつかった大きな壁
私たちが最初にぶつかった壁
それは、方向性を見失い4人がバラバラになったことでした。
ご説明します。
私たちに与えられた課題は「ローカル放送局の新ビジネスを考えよ」
というものでした。
最初に行った企業分析や現状把握によって、企業の課題背景が分かりました。これが6月くらいですね。
その後、企業メンターの方から、「まずは私たちのやりたいことを洗い出してみようよ」とアドバイスをいただき、
4人それぞれが、これやったら面白そう便利そうみたいに、思いついたことをどんどん考えていきました。
そこから共通点をみつけて新ビジネスにしていく…という流れだったのですが、なんだかまとまらない。
というか、これって何のための新ビジネス?
目的がハッキリしていないとやる気出ない性格出てますね笑笑
私は疑問を感じながらも、とりあえず4人のアイディアをまとめ、
「学生コミュニティをつくりたい」にアイディアを絞りました。
でも、実際に学生がコミュニティを求めているのかが分からず、アンケートを作りました。
結果的には、仮説は証明され、学生は直接のつながりや自分の成長を見出せる場所を求めていました。
私たちがそもそも学生なので、同じ想いを持っている学生がいることが嬉しかったです。
裏どりができたら、次はどんな価値が提供できるのか
それぞれ理想のコミュニティを考え、アンケート結果も踏まえ、
根本的な提供価値を定めることが出来ました。
この辺は、自分的に納得して進めることができていましたね。
方向性を見失って、毎日悩んでいた
順調に見えていた私たち
でも、決定的な提案には至っていませんでした。
学生って具体的に誰?決めた価値を提供できるものって何?
急に進む方向が見えなくなりました。
そんなとき、班の一人が
「専門学校って良くない?!😁」
と一言
「専門学校?!」
急に言われたって…
それが私の最初の感想
彼はどうやら旅行先で見た、専門学生が自分たちの学校にあるカフェで
作ったスイーツを販売しているのを見て思いついたそう。
彼のアイディアは止まらない。
でも彼のそういうところは自分にないから面白い、むしろ好きだ。
だけど、これはグループで、チームで、4人でやるものであって
一人でやるものじゃない。
他2人もなんだか煮え切らない表情
彼は、彼だけが、どんどん進んでいく状態
私は、これじゃだめだ。彼を止めなくちゃ。
そう思いながら、彼を納得させることができるのか、止めてしまったら彼のエンジンの勢いがなくなってしまうのでは、彼に嫌われてしまうのでは、
と上手く言えない自分と、チームが静かに分裂していくことに
危機感と悲しみを感じていました。
補足すると、メンバーそれぞれが別案を持っていたのも
危機感の原因です。個性の強いメンバーだからこそ、お互い譲ることをあまりしていなかったんですね。
よし、会いに行くぞ!
彼を止めるべく、隣の県まで電車で片道一時間会いに行きました。
不安でドキドキで、やっぱり怖いとか言いながら
だけど彼に会った瞬間、いつもの笑顔だったので「なんだかちゃんと話せそう。」と思うことが出来ました。
そして、一つずつ思っていること、考えていること、話しました。
彼が凄く話すのが得意なのとは反対に、私は思っていることを伝えるのに
苦手意識があるため、上手く話せていたかはわかりません。
ですが、もう一人の女の子が補足してくれたり、何より「そうだね。」と
彼が真剣に聞いてくれたことが本当にうれしくて、二人とも優しい人だなと感じました。
4人の方向性を指し示すも…
その後もう一度課題を見直したりして、4人の取り組むべきこと・やりたいことの整理をしました。
だけど、近づく中間発表に向けて、またもや進むべき道がわからなくなってしまうのです。
next!