完璧など存在しない
こんにちは!
今日は自宅スタジオにて、プライベートセッションをやっておりました。
今回は久しぶりにヨガイントラさんではなく、一般の方だったのですが、以前勤めていたスタジオからの繋がりでわざわざ来ていただき…😭
ホントにありがたいことですね。
アセスメントからはじまり全身のリリースをしてから、ご要望によりアームバランスのトレーニングをしました。
そのセッションをしながら、自分自身また気づくことがありました。
そのことについて書いていきたいと思います。
骨格により、得意・不得意な動作がある
人の身体には個性があります。骨格にも個性があります。
骨が違うということです。
骨を変えることができないのはご存知ですよね。(折ったり削ったりしない限りは)
骨の周りは骨膜が覆い、その骨膜には靭帯や腱が繋がり、さらに筋膜までシームレスにつながっていきます。
骨の位置が変わると、短縮する筋肉・伸長する筋肉は変わります。
骨格の個性によって、元々短縮しやすい・伸長しやすい筋肉があるということです。
これは特に、ストレートスパインや強度な前捻角がある時、問題になることがあります。
ストレートスパインの場合は、背筋群が比較的強く、腹筋群が弱い傾向があります。
動作で言うと、反る動作や肩腕を引く(肩甲骨を寄せる)動作が得意なんですね〜。
これは私自身がストレートスパインなので、実証済みです🤣
苦手な動作の克服に必要なものとは?
なので、肩甲骨を押し出しながら前に押す動作が苦手です。
要するに前鋸筋で肩甲骨を外転する動作が苦手なわけです。
中でも、前鋸筋上部の使い方がよくわからない人が多いように思います。
そういう方は、最大可動域まで前鋸筋を使って肩甲骨を外転させようとすると、肩甲骨が挙上してしまい、首が詰まります。
私の体感としても他のストレートスパインな生徒さんを見ても、前鋸筋上部を使う感覚が、すごく不自然でめっちゃキツいんですよね〜🤔
これは多分、ストレートスパイン独特のものなんじゃないかと思っています。
私は流石にだいぶ慣れましたけど、ヨガ以外でその力を使うことはありません🤣
ただ、アームバランスのポーズをするには前鋸筋を強く使っていくことが必要不可欠ですので、根気強くお伝えします。
お伝えすることはとてもシンプル。
最大まで押し出しつつ首を詰めていない、その感覚を繰り返し身体に覚え込ませること。
そして、特に動作の中で(プランク⇄チャトランガ、アップドッグ⇄ダウンドッグなど)自分の体を観察し続け、どこで抜けるのかを理解し、抜ける場所を無くしていくこと。
その感覚を「識って」、ひたすら「観察」の繰り返しのみ。
苦手を克服するのに、特別なトレーニングはいらないと思っています。
まずは自分でそれを認識し続けること。
それだけです。
自分でやった上で、他者の目線を取り入れる
「あれ、結局は自分なの?こないだ他の視点を取り入れろって言ってなかったっけ?」
その通りです👍🏻
殊自己対話において、他の視点を取り入れることは本当に大切。
だけど、これにも段階があります。
まず、自分自身で認識できる限界まで自分を掘り下げていくこと。
その上で、他の視点を入れる、他者の助けを借りることで、その効果が最大限に発揮されるのです。
自分でやる前に他の人に頼るようになると、答えを他人に求めるようになってきてしまうこともあります。
これはヨガのアーサナでも、コーチングでも、自分と繋がる瞑想法でも同じようなことが言えます。
答えは全て自分の中にあるのです。
その答えに新しい風を入れて次元を上昇させるのが、他の視点だということを忘れないようにしましょう。
完璧、完全などありえない
アーサナの練習でもなんでも、まず自分。そこからがスタート。
ですが、自分一人で到達できるところは限られています。
私たちの周りには、たくさんの他が存在し、それだけたくさんの知識や体験があります。
その自己と他の関係性、シナジーの中では限界などないと言ってもいい。
全体性の中での可能性は、無限大。
いくらでも成長できるし、いくらでも進化できるのです。
だから、完璧や完全などということはあり得ないことです。
それを決めるのは自分自身でしかありません。
そしてそれを決めてしまうということは、自分で自分の限界を決めてしまっているということ。
完璧を目指すか。
成長し続けることを目指すか。
あなたはどちらを選びますか?