漫画「君にかわいいと叫びたい」が尊い話
〜あらすじ〜
いわゆるコミュ障のドールオタク、桐山さえ子は、新入社員南ことみを見て絶句する。自分が溺愛するドール「てぃあらちゃん」に瓜二つであったからだ。陽と陰、そんな正反対な2人がてぃあらちゃんを通して急速にどんどん仲を深めていく。お互いの家に遊びに行ったり、一緒にデパコスを買いに行ったり、てぃあらちゃんの為にアクセサリーを手作りしたり…!
「かわいい」って叫びたくなったこと、ある?
自分の好きなものを認めてもらえるってこんなに素晴らしい。
ハッピーゼリーポンチさんの記念すべき書籍化だ〜!(ドコドコドコ♫)
ハピゼリさんは、デレステなどの二次創作をされている方で、私もXで結構昔からフォローさせて頂いている。
そんなハピゼリさんの漫画がついに書籍化です。泣く。
内容は純度100%ハッピー自己肯定感爆上がり漫画であり、セリフの切れ味というか、ギャグのテンポに腹を抱えて笑ってしまう。
でも桐山さんと南さんはお互いに「自分の好きなもの」を肯定して貰えなかった暗い過去もある。そんな2人が出会い、ドールのてぃあらちゃんを通して真っ直ぐ「かわいい!」と、ぶつかり稽古の如き応酬を重ねる様は、まさに尊い。
お互いがお互いを思いやれる関係って、いいよね。
お話がいいのも勿論なのだが、ハピゼリさんの描かれる絵が、これまた良い。この話にバチっとハマっていて、カラーの見開きで一回泣きました(尊くて)。
そしてハピゼリさんの独特の語彙力。
桐「可愛すぎて私が地球だったら地軸がくずれそう!」
桐「ご両親と先祖代々すべての命に感謝!」
桐「通知表に「世界で一番可愛いです」って書かれなかった!?」
南「も…もっと…」
桐「もっと!?」
南「もっと可愛いって言ってください!!」
南「私可愛いって言われるの大好きです!!」
桐「私も可愛いって言うの大好き!!」
は〜!てぇてぇな〜!!!!!
大人になると大っぴらに言えなくなる趣味や言葉はたくさんある。でも、この2人は全力で推して推されて、まさに私の理想的な関係を築いている。その姿は微笑ましくもあり、羨ましくもある。
気になった方はハピゼリさんのXで試し読みしてみると良いかと。もうびっっっくりするくらい面白くてハッピーになれます。
なんと、単行本限定の書き下ろしもあります。
今夜はとんかつだ!