「機2」 Roland GO:KEYS5 その2
先日、Roland Go:Key5を買いました。
その1はこちら
音は?どう?
私が持っているYAMAHA CK-61と比較してみました。
CK-61のプリセットは363、Go:Keys5は1,154です。
そもそも音が多ければいい鍵盤ともいえずで、
もともと入っているプリセット数の音の違いは、そもそものそれぞれの各社が培ってきた伝統の違いからだと思います。
DTM音源のRolandのSC系とYAMAHAのMU系、当時はGS音源とXG音源と譜メーカー独自の音源マップマルチティンバー音源が流行り、バチバチさせてましたね。
もうその頃からの伝統なのですが、
Rolandは、鳴らすとすぐ使える音が多いです。
そもそも、ある程度音が出来上がっているので使いやすい。
YAMAHAは、素の飾らない音をプリセットとしています。
なので、プレーヤー自分たちで考えてエフェクターをかけて作り上げていきます。
そもそものコンセプトが違うというのはこういうこと。
どっちがいい悪いという話ではないので・・・。
なのでYAMAHAのCK-61 のプリセット音が少ないのは、そのプリセットをプレーヤーが、いろんなエディットをして作りこんでいくから、余計な音がない。より厳選した素晴らしい300音をプリセットしているのがYAMAHA CK61。
考えてみればこれってDX-7のFM音源のレイヤー構成から始まってるんだろうなとは思います。
実際、CK-61の300音で困ったことはないし、300音の中で作りこんだ音をレイヤーをかけて、ライブで演奏しています。
Rolandは、ONしたらすぐに使えるプリセットが沢山あるそれが1000音色以上あるってことです。
これもずっとRolandならではの音源の特色ですね。
どっちかっていうと、自分は素の素晴らしい音源をもとにして作りこんでいく派なので、昔からYAMAHAよりでしたね笑
DTM音源もMU100でしたしMOTIFRACKも2台あり、練習用キーボードをつなげて今も使っています。
ZEN-Coreという考え方
音は言わずもがな、素晴らしい音です。
同時発音数256音ポリなのも、ついに256音ポリの時代が来たかという感じです。
私が初めて買った鍵盤は学生時代のRoland XP-10、同時発音数は28音ポリでした。
これで16chマルチティンバーでしたから笑
そんな時代だったんですね。
練習しすぎて鍵盤がガタガタになり、あの世に旅立っていかれました笑
先日初めてスタジオで弾きましたが、音抜けが素晴らしくて中音域が素晴らしく音がよかった。
鍵盤で必要な帯域をちゃんとフォローしてました。
あとはZen-Coreという新しい考え方ですね。
これは、育ってきたソフト音源に対するハード音源の未来の答えなのかもしれません。
Zen-Coreは独自のRolandのDSP技術で、Roland CloudというCloudサーバーから自由に欲しい音を引っ張ってきて弾けます。
これは自分自身は未確認ですが、自分が作りこんだ音をZen-Core対応の鍵盤なら、共通で同じ音が使えるという話。
これもすごいなぁと思いました。
まず、Roland Cloudという考え方は無尽蔵に自分の好きな音をCloudから鍵盤に取り込めるという点です。
これはソフト音源の発展に対してのハード音源として将来を考えた生きる道でしょうし、この仕組みをよく考えましたね。
この仕組みがちゃんと動けば、最高の信頼性のハード音源の鍵盤で実質無尽蔵の音色をならせるわけなので、屋外でもソフト音源のPCが飛ぶことなく演奏できるでしょうね。
Zen-Core対応の鍵盤が、各ライブ会場にあれば、音のデータだけUSBメモリで持って行って、同じ環境と音でライブで弾けるってことですよね。
これもすごいね・・・。
Rolandのライブキーボードは、マイク入力があって鍵盤からインサーションエフェクトをかけることができます。
ライブで1キーボードで音声入力ミキサーまでやらせちゃおうっていうコンセプトは、面白い。これはJUNO-DSにもある機能です。
まぁ、DTM音源の場合は逆でしたけどね。
MU100は、音声入力端子があって、インサーションエフェクトをかけられたので、DTM∔1で自分で演奏したりもできました。
SCはこの機能がなかったんですよね・・・。
あとは細かい気になったことなどその3でレビューします。