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※ネタバレあり※竜とそばかすの姫を見て強くなろうと思った話

こんにちは!

先日竜とそばかすの姫を見て参りました。

自分もそうでありたいなと思う部分があったので書きたいと思います。

本作は「サマーウォーズ」や「バケモノの子」を作られた細田守監督の最新作で、

仮想空間(U(ユー))の中で現実では田舎の女子高生(すず)が(U(ユー))空間では歌姫(Belle(ベル))として活躍をしながら、(U(ユー))内で悪者とされる”竜”という存在と出会い、竜の心の内に迫り助け出すというストーリー。

そして重要な点は2つあって

1つ目に重要なのは、(U(ユー))に存在するアバターは全て現実世界の人間の生態情報から作られる存在であり、A Iによってその人本来の才能や育てられた個性が引き出された姿という点。そのおかげで”すず”は現実世界では全く歌が歌えないにも関わらず、(U(ユー))空間では歌姫として活躍できています。

そしてもう1つ重要なのは唯一無二の存在であると同時に(U(ユー))に存在するアバターは必ず現実世界にいる誰か1人(オリジン)と繋がっているという事です。

誰か1人が複数のアバターを持つ事は不可能で、1つのアバターに1人の人間が必ず紐づいています。

そんな中で、”Belle”として活動していた”すず”は(U(ユー))内でのライブ中に”竜”に出会います。

この”竜”は(U(ユー))内では非常にバトルが強く、他のアバター達に対戦で勝利を重ねていました。しかし、その相手を執拗に追い詰める姿が(U(ユー))内では批判の対象となっており、一部ユーザーからはヒーローと慕われていましたが、多くのユーザーからはよく思われていませんでした。

”Belle(すず)”はそんな”竜”が気になってしまい、”竜”の住処に潜入しました。そして(U(ユー))内では悪者と言われていた”竜”こそが実は心を傷つけられていたという事実に気づきます。

(U(ユー))内での姿は現実世界での元々の性格や培われた才能を具現化します。現実世界で傷つけらえれても耐えに耐えた経験が(U(ユー))内では”竜”という最強の戦闘アバターの姿として現れた事を理解した”すず”は、現実世界の”竜”を救うべく、”竜”のオリジンを探し出します。

多くの人の手を借りながら”竜”のオリジンを探し出した”すず”。”竜”のオリジンである”恵(けい)”は父親から虐待を受けている男の子であり、親の虐待から必死に弟を守っていました。すずは現実世界のオンライン通話で繋がることができた”恵”に対して

”あなたを助けたい、私は”Belle””

と声をかけるものの、”恵”は

”そんなものは信じられない、今まで助けると言われて状況が変わったことなはなかった。”

と言って通話を切られてしまいます。

なんとか”恵”に信用してもらいたい”すず”は、(U(ユー))内で現実世界の姿で歌声を披露する事で”竜”に自分が”Belle”である事を認めてもらう事にしたのです。(U(ユー))内では特殊な光を浴びる事で仮想空間内に現実世界の姿で現れる(アンベイル)事ができます。しかし、この力は(U(ユー))内で非道な行いをしたアバターに対してオリジンの姿を晒させるというある意味罰則の様な形で使われていたものでした。

しかし”すず”はこの力を利用して、(U(ユー))内ですずとして現れ、歌いました。”すず”にとってはアバターの姿で歌う事は問題ありませんでしたが、”すず”の姿で歌うというのは愛する母親を亡くしてからできていませんでした。勇気を振り絞った”すず”は自らの姿で歌い上げるのでした。

(U(ユー))内で”すず”の姿を確認した”恵”は”すず”が”Belle”である事を信じ、助けを求め、現実世界でも無事に”恵”を救い出す事ができました。

かなり端折ってしまったのですが、私が感動した点を中心にしてまとめてみるとこんな形でした。

私が感動した部分は、

”相手を助けたい一心で自分の弱さを克服する姿です”

すずにとってその姿で歌う事は本当にしたくない事だったし、自分にはできないと思っていた事でした。

だけれども、”恵”を助けたい心一つで自分の姿を晒して歌を歌いました。誰かを助けたいという思い一つで自分の弱さに向き合い、克服していく姿が素晴らしいなと思った私でした。

ここまで極端な場面に遭遇する事はなかなかないけれど、日々の生活の中でも僕もそういう事ができる人間になりたいなと思いました。

*竜とそばかすの姫はしっかりと読み込んだりあらすじをみるともっと見所や背景があります。今回の記事はあくまで投稿者の主観的なまとめであることをご了承ください。*






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