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【フィルム的散策 #6】発色豊かと話題のPro Image 100を使ってみた。
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最近、新しいレンズを買ったのですが、仕事で疲れたときにレンズを撫でて回復する癖がついてしまいました。どうも、永久機関sadasueです。
さて、突然ですがみなさん。春には桜の淡いピンク、秋には真っ赤な紅葉、冬には冠雪した山々の白と緑――そんな四季折々の色を、しっかりと写真に収めたいと思いませんか?
でも、そんなときに限ってカメラに入っていたフィルムが、シネマ調で淡い雰囲気のものだったり、やたらノスタルジックな色合いだったりすると、惜しい気持ちになりますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが Pro Image 100 です!
発色豊かなポジフィルムが高騰している今、ネガフィルムでしっかりとコントラストを演出できるこのフィルムは、まさに救世主。手元に一本あれば、四季折々の美しい景色や街中の明るい雰囲気を、しっかりと色鮮やかに記録できます。
というわけで、今日はそんな Pro Image 100 の魅力について語っていきます。
1. Pro Image 100とは
KodakのPro Image 100は、1997年に発売されたISO100のカラーネガフィルムです。発売当初は特定の地域向けに展開されていましたが、近年では日本国内でも広く流通するようになりました。
パッケージデザインは、Kodakらしい黄色と黒の配色で、結婚式のポートレート写真が配置されています。とはいえ、最近は箱付きのものを見かける機会が減ってきた気がしますね…。Pro Image 100は、20年以上にわたり多くの写真家に愛され続けている実力派のフィルムです。
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2. ProImage 100の作例
続いて、Pro Image 100でどういう色味や粒度感、雰囲気の写真が撮れるのかを見てみましょう。
今回は、現像後に編集を加えず、スキャンしたままの画像5枚を掲載します。フィルムそのままの発色やコントラストを感じてもらえればと思います!
使用機材:
カメラ)Leica M6
レンズ)Summicron 50mm f2.0 first
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まずは近所をぶらっと散歩しながら撮影。コントラストの強い場所を意識してみましたが、かなり良い感じに写りました。特に赤や黄色といった暖色系は、より鮮やかに出ている気がしますね。
ただ、光の加減によってはコントラストが控えめになることもありそうです。逆光の使い方や露出の調整次第で、より好みの色味に仕上げられると思います。
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室内や影の多い場所でも試してみました。これまで発色の話ばかりしてきましたが、陰影をしっかり捉える力もなかなかのもの。ポートレート向きと言われるのも納得ですね。
3. Pro Image 100っていくら?
さて、あまり気乗りしませんがフィルムの価格の話です。
トップの画像にありますが、僕が購入した2024年秋時点では、一本2080円で店頭購入しました。
また、楽天市場では5本入りで8800円、一本あたり1760円でした。やはりオンラインでまとめ買いする方が、お得感が強いですね。
とはいえ、安いわけではなく、フィルムとしては平均的な価格帯と言えるでしょう(冷静になったら負けだと思っています。フィルム界隈)。
4. Pro Image 100まとめ
Pro Image 100の特徴を以下にまとめてみました。
色味について
発色が豊かで、特に暖色が鮮やかに表現されます。
ISO100の特性について
明るい環境での撮影に最適、シャープで滑らかな仕上がり。
価格について
一般的な価格帯だが、オンライン購入でお得にゲット可能。
さて、いかがでしたでしょうか?みなさんもぜひPro Image 100を使って、日本の四季の美しさや日々の温かい記録を残していきませんか?
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というわけで、【フィルム的散策】第6弾ではPro Image 100をご紹介しました。ぜひ一度、その魅力を実際に体感してみてくださいね!それでは、第7弾の記事でまたお会いしましょう。お楽しみに!