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海外で働くにはどれぐらいの英語力が必要なのか?

近況

早いもので現地企業に就職してから半年経ったわけだが、最近自信の英語力に強く課題を感じている。プロダクトデザイナーとして働くうえでは、プレゼンテーションはもちろん、率先して議論を仕切ったりとコミュニケーション能力が強いことが求められる。

画面/情報設計をするフェーズまで進んでしまえば後はもうゴールが見えているように、その前段の要件・要求定義に労力を割きたいわけだ。しかし、いかんせん英語力が低いことが結果的に仕事の質を下げていることに痛いほどこの半年で実感したわけである。

IELTSのスコアは6.5だが、正直「海外で働くレベルの英語力」にはまだ届いてないなと感じる。いや働けることは働けるのだが、自分が今まで培ってきたような働き方ができてないと言ったほうが正しいかもしれない。

リスニング

会議では正直なところ、50~60%ぐらいしか聞き取れていない…笑 ただ100%聞き取る必要があるかと言われればそういうわけではなく、要点を押さえればいいわけである。

ただ細部を聞き取れないことで、微妙なニュアンスを理解できなかったり発展的な議論に繋げることができないことが多々あり、それが「あぁ、日本で働いていたら、完璧に理解できたはずなのに」と比べてしまうのだ。

聞き取りの質の低さが結果的に要件や要求の解釈の違いに繋がってしまい、結果的に仕事自体の質の低さに繋がってしまったことも多々あった。理想的には90%の理解度が海外環境で満足いくように働くためには必要だなと感じた。IELTSでいえば最低8.0~あたりだろうか?

スピーキング

持ち前の稚拙あふれるスピーキング力は作り込んだ資料やプロトタイプを一緒に説明することでカバーしている。それらがなければ小学1年生にも負けるレベルの会話力である。(去年受けたIELTSのスピーキングスコアは6.0だった)あとうまく伝えられなかったことを、同僚が助け舟を出して代わりに話してくれたりすることが度々あり、「なるほど〜伝わってないのね〜」と落ち込んだことが度々あった。

興味深いのがまだ仕事での会話はある程度こなせるのに、日常会話となると全く話せないことが度々ある。これはそもそも日常会話で話せる内容がそんなに無いのと、仕事で使う語彙に圧倒的に触れているのが多いからなのかもしれない。なので仕事を伴わない会話は正直あまりしたくない…し、してもだいたい同じ内容ばかり話しているなと感じる。(家族、犬、移住、だいたいこの3つ)

さてスピーキング力を振り返ってみると、少なくとも最低7.5は欲しいなと感じている。6.0と7.5の差は"tell"と"articulate"と言えばわかりやすいだろうか。なぜを掘り下げてくためには深い語彙とそれを説明できる文法力が身についていなければならないからだ。

リスニング&スピーキング

この2つに関して言えば今のところ課題感を感じていない。リーディングに関して言えばもともと英語で文章を読むことに、そもそも使われる語彙も難しくない。日本教育の賜物である。

ライティングについては、最初のことはいちいち書いた文章をGoogle翻訳に通して表現が間違っていないかを確認していたが、そもそもチャットツールでは正確でキレイな文章を求められてないので、ただ思考したことをキーボードを叩いてアウトプットするだけである。

IELTSのスコアでいえば、両者とも6.5~7.0もあれば事足りると感じる。

理想的スコア

海外で満足いくように働ける最低レベルをIETLSでまとめると

  • Speaking: 7.5

  • Listening: 8.0

  • Writing: 6.5

  • Reading 7.0

あたりだろうか。ライティングとライティングは後回しでとにかくスピーキングとリスニングが高ければ高いほど、結果的に快適な仕事ライフに繋がりそう。

そんな訳で最近は一度仕事を辞めて半年〜1年ほど英語学習に捧げ、語学学校に通うのも悪くないかもなと感じている。自分がプロダクトデザイナーとして満足いくように働くには、結局のところ英語力を上げることしか解決策がないのよね…。


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Mamoru (Mao) Kijima
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