【Designship Do】7回目 アイディエーション

7日目はアイディエーションの作成の仕方を学びました。6日目で作成したジャーニーマップ、価値マップを踏まえて、課題の定義とアイディエーション作成を行いました。
最もこのフェーズがサービスデザインのプロジェクトにとって重要で、アイデアソンなどの共創の場で他人を巻き込みながらファシリテーションしつつ、良いアイデアを生み出して行くことがポイントとなります。

アイディエーションのファシリテーションを行う上でのポイントは、
- ワークショップをただいい感じに盛り上げるだけではないこと
- サービスデザイナーの仕事の95%はワークショップ以外であること
- ワークショップによってプロジェクト全体を自然と良い方向へ向かうよう導くこと(共創の場をつくる)

となります。

また、ファシリテーションする際、アイデアを出すためにアイディエーションのメソッドを使うことになりますが、アイディエーションメソッドを使うことに囚われない、説明に時間がかかる・メソッドを使うことに疑問が出るの抑えるためシンプルな手法を選ぶほうがよい、という注意点がありました。(目的はアイデアを出すことで、メソッドの実行ではない。)

課題の定義は、「解決すべきだ」と前向きに捉えて取り組むことのできるものとなります。この課題が適切に定義されていることが良い問いを生み出すための第一歩となります。このあたりは書籍「問いのデザイン」の3章がまさに該当の箇所なので、非常に参考になります。

前回でモデリングしたユーザーモデルを利用して、顧客課題・事業課題・社会課題に分類し、各課題に優先度をつける手法を取りました。優先度付は、Value Proposition Canvas、カスタマージャーニーマップ、Sweet Spot Matrix(例では顧客にとっての重要性の軸・ビジネスにとっての重要性軸の2次元マトリクス)などを用いて検討します。
Value Proposition CanvasについてはGoodpatchさんのナレッジがわかりやすかったです。

課題の定義後、How might we...やWhat if...で課題に対しての問いを考えます。どうすればその問題が解決できるか?またはもしその問題がこうだったら?という創造的対話を促す問いに変え、アイディエーションに取り掛かりました。

アイディエーションを促進するための手法ですが、以下の手法を学びました。
- オズボーンのチェックリスト(SCAMPER)
- 締め切り効果の有効活用(CRAZY 8)
- マンダラート(書籍「考具」にもたしか記載されていた)
- アイデアカード
- バイアスブレイク( https://note.com/ichiro_tanaka/n/n6f398364658e )

次回はプロトタイプ作成にいよいよ入りますが、それまでにアイデアをある程度固めていき取り掛かっていきたいと思います。

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