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しりとり攻略記
ここしばらく日記がおろそかになっていたのは、スマホゲームの「限界しりとり」に異様ハマりしてたからとされている。
限界しりとりというのはオンラインの対戦型ゲームで、単なるしりとりのルールに加え文字数に制限が課せられるというもの。
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上の画像の例で言えば、「つ」の「二文字」から成る言葉を書き込まなければならないので、「つみき」や「つうがく」は使えない。「つき」や「つの」ならOK。
ソロプレイも可能だが、オンラインで知らない人と対戦すれば勝ち進めるごとにポイントが溜まり、ランクがアップしていく。
私は現在SランクとS+0ランクを無限に行ったり来たりしているが(せっかく勝っても次の対戦で負けるため)、ここからさらにS+1とかS+2に行くには単純な語彙の豊富さに加え、単語の文字数を即座に把握する力が必要になってくると感じている。
たとえば「良識」という単語を見てすぐに「五文字だな」ってなるとか、反対に「六文字」と聞いて「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」とパッと出てくるとか。
ちなみに私は盧舎那仏のなんたるかをよく知らないまま、るの六文字であるという理由だけでこれを使いまわしている。
ただやはり勘で盧舎那仏を使うだけでは限界があるので、試しにこのようなシートを自作し、自主練に励むなどしてみた。
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この表は濁点、半濁点含むひらがな五十音を八文字までの文字数と対応させ、該当する単語を書き込めるようにしているという代物。国語辞典やネットのしりとり攻略サイトを見ながら適宜印刷したシートにこれを書き込み、時々手で隠しながら暗記すれば相当数の対戦相手を(語彙で)ぶちのめすことができる(はず)。
こうなってくるともう単なる暗記型攻略ゲームなので、しりとり特有の「単語を思いつく楽しみ」みたいなものは薄れていくような気がしているが、なにかが私を勝利に駆り立ててやまない。
そして記憶が確かなら私は四日前にアプリをインストールし、三日前に攻略シートを作成し、二日前の晩はのめり込みすぎて夜更かしをし、一日中しりとりのことしか考えられなくなって現在に至っている。
着火のスピードが早すぎて、割と近いうち完全に飽きそうな気はしている。
そして私はまた対戦をしなきゃなのでもう終わりです。