谷町四丁目エリアのグルメ情報|焼き鳥かつら編
今回は、「焼き鳥かつら」を紹介しよう。
谷町四丁目エリアのグルメに興味がある方は、ぜひ読んでもらいたい。
谷町四丁目は、大阪メトロの谷町四丁目駅を中心としたビジネス街。キタ・ミナミへのアクセスも抜群で、カフェやレストランも豊富な点が魅力だ。
その中で「焼き鳥かつら」は昭和54年創業のレトロな老舗で、現在もブレイクしている人気店。名物マスターが焼く、本物の焼き鳥を堪能できる店だ。ランキングや比較サイトでは分からない、訪問価値の高い店として自信を持っておすすめする。
谷町四丁目焼き鳥グルメ|かつらの魅力
谷町四丁目駅周辺の飲食店は、権威あるグルメサイトによって紹介されつくした感もあり、新たに探すのは難しいだろう。しかしながら、隠れた良店は存在する。
「焼き鳥かつら」は、紀州や土佐など、国産の高級備長炭にこだわり続ける名店だ。この道40年以上のマスターが、焼き上げる絶品の焼き鳥が味わえる。「THE王道」の焼き鳥には、ジューシーな旨味が閉じ込められている。厚みのある身を噛めば、口の中で一気に弾けるはずだ。
炭のパチパチ鳴る音に癒されながら、焼き上がりを待つ楽しみを味わってみてはいかがだろうか。
なお、アポなしの入店は難しい。Instagramで予約してからの訪問をおすすめする。詳しい住所や営業時間、定休日は下のリンクから確認してほしい。
▼Googlemap:谷町四丁目グルメ 焼き鳥かつら
▼公式Instagram:谷町四丁目 焼き鳥かつら公式Instagram
▼食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270204/27047295/
谷町四丁目焼き鳥グルメ|かつらの炭火焼5選
「焼き鳥かつら」の焼き鳥おすすめ5選を紹介しよう。
下記の順番は、おすすめランキングではない点は含みおき願いたい。
焼き鳥タレ|身・レバー・つくね
焼き鳥塩|せせり・砂ズリ・ささみ明太子
手羽塩焼・さんかく塩焼
鶏ももたたき
五串盛り合わせ
5選で収めきれていない点はご愛敬。
以下のメニューは、他では味わえない価値があるはずだ。
①焼き鳥タレ|身・レバー・つくね
「焼き鳥かつら」に訪問したら、まずはタレを味わってほしい。焼き鳥に絡むタレは濃いめだが、噛むほどに深い味わいを感じられる。「身」のプリッとした弾力、ジューシーさとタレがベストマッチ。他ではまず食べられない出来だ。
「焼きレバー」は、柔らかく甘いだけではない。ほろ苦い味わいも同居している不思議な部位だ。また、日によっては「背肝」とミックスして提供されることもある。つまり、焼きレバーでも違う味が楽しめるということだ。焼き鳥好きに向けた、ニクい演出といえるだろう。
「つくね」もかなりの人気を誇る看板メニュー。驚くほどフワッとした食感と味わいが楽しめるようになっている。肉の旨味をギュッと閉じ込めた、グルメ必食の一串といえるだろう。口コミでも多くの支持を集めており、リアルな反響が「かつら」の魅力を伝えてくれている。
画像引用:by てつてつ666 : 食べログ
②焼き鳥塩|せせり・砂ずり・ささみわさび
「せせり塩焼」を食べるだけで、紀州備長炭の真価が分かるだろう。一瞬感じるカリっとした食感から、ジューシーな弾力への流れに驚くはずだ。
「砂ずり塩焼」のおすすめポイントは、独自のコリコリした食感にある。筆者が驚いたのは、砂ズリなのにジューシーな肉汁が出る点だ。また、「ささみわさび」も柔らかく焼き上げられている。
パサパサになりがちな部位を、ふんわりと焼き上げる技に驚く。この様子は、公式Instagramの動画からも確認できる。ぜひ、チェックしてみてはいかがだろうか。
③手羽の塩焼・さんかく塩焼
「手羽の塩焼き」「さんかく塩焼」も外せないメニューといえるだろう。手羽のパリッとした皮の美味しさ、ジューシーな噛み応えは表現に困るほどだ。手に持って、むしゃぶりつくように食べてみてほしい。
「さんかく塩焼」も手羽と同様の味わいだが、パリパリ感がより強い。そして、その大きさ・旨味にきっと驚くはずだ。脂まみれの部位なのにクドさがなく、コラーゲンがたっぷりとれる。「手羽の塩焼」「さんかく塩焼」ともに、女性には特におすすめしたい。
画像引用:【かつら】谷町焼き鳥🐣staff / Twitter
④モモ肉タレ焼
「もも肉タレ焼」は、モモ肉を1枚まるごと焼き上げる贅沢な一品だ。カウンター席に座れたなら、炭で焙られながら滴る肉汁を見てほしい。そのままでも美味しいであろうモモ肉を、マスターが手際よくカット。自家製の専用タレを付けて、客席に提供されている。
火の通りが絶妙なので、皮と身の味わいが存分に楽しめる。冷酒と合わせて食べると、より肉のうまみが引き出されるはずだ。ボリューム感があるので、2人以上で注文すると良いだろう。
⑤五串盛り合わせ
初めての場合は「五串盛り合わせ」を注文すると良いだろう。「かつら」おすすめのタレ焼きが5種類味わえる。気になる中身は「身」「レバー」「つくね」「ねぎま」その他1品。
この店の盛り合わせは、単なる入門編とは別次元にあると気が付くだろう。また、敷き詰められているキャベツがにも注目したい。タレを絡めて食べると、絶妙のツマミになるのでお得感が強い。キャベツだけでも生ビール1杯は確実に飲み干せるはずだ。
この内容を750円で味わえるのは、捨て身の価格設定かもしれない。ただただ、驚くばかりの一品と言えよう。
画像引用:by 林檎パイ : 食べログ
谷町四丁目焼き鳥グルメ|かつらのおすすめ造り5選
「焼き鳥かつら」の造りは必ず注文してほしい。
造りを食べずして「焼き鳥かつら」の真価は語れないだろう。
マスターが提供する造りは「生ぎも造り」「こころ塩ユッケ」など、素材の鮮度だけではない。
どれをとっても、手の込んだ仕事が施されているから驚きだ。
「こんなに美味い造りが、谷四で食えるのか!?」と参ってしまうこと必定の5品だ。当然ではあるが、テイクアウト不可である旨を付け加えておく。
生ぎも造り
砂ずり造り
こころ塩ユッケ
地鶏のテッサ
ささみユッケ・ささみキムチ
順番に紹介していく。
①生ぎも造り
まずは「生ぎも造り」を味わってほしい。新鮮なレバーに特製の醤油ダレがかかっており、一見しただけでわかるその旨さ。見た目からして、美しい色合いで食欲を掻き立てられる。さすが看板メニューである。
実際に口に運ぶと、食感ぷりぷりでトロリとした味わいだ。あえて言おう「めちゃくちゃウマい」と。醤油ベースのタレと胡麻油、塩とネギのシンプルな味付け。これだけでレバーの食感を引き立てている。
レバーの個性によって、カットやタレを変えているのも見逃せない。赤身のチュルンとしたもの、脂がたっぷり乗ったものなど、時々で代わることも押さえておこう。飽きることなく、必ず満足できるはずだ。
②砂ずり造り
「砂ずり造り」の味わいを知っているだろうか?赤いルビーのような輝きと、コリコリ・シコシコとした食感。塩だれに絡めて食べると、ビールが進みすぎて困るだろう。
もし、人気の「生ぎも造り」が売り切れていても落胆することはない。迷わず「砂ずり造り」を注文してほしい。マスターがブレンドした塩だれと、砂ずりのマッチングに感激するはずだ。
もし、メニューに迷ったら「鶏造り盛り合わせ」を頼んでみよう。「肝」「砂ずり」「こころ」「ささみ」など、四種類の造りが楽しめる。わずか800円で、驚くほどのボリュームとクオリティに溺れてはいかがだろうか。
③こころ塩ユッケ
女性を伴って「かつら」に訪問するなら必ず注文してほしい。そう、「こころ塩ユッケ」は、驚くほど女性人気が高いメニュー。「ハート刺し」「ハツ」など呼び方はいろいろあれど、旨さの真実はいつも一つ!
濃厚な卵黄と、塩に胡麻油が最高な感じで絡む。プリプリの後に来る、トロトロ舌触りが官能的ですらある。写真に栄えるせいか、Instagramでもよく見かけるのでチェックするのも良いだろう。
同様にバズっている、「生ぎも造り」と悩む方も多いかもしれない。そんなときは、迷わず両方オーダーしてみるのも悪くないだろう。後悔を残すよりも、今を存分に楽しんでもらいたい。
画像引用:リングル • Instagram
④地鶏のテッサ
「地鶏のテッサ」について紹介する。朝引きの地鶏(軍鶏らしいが…)ならではの、モッチリした味わい。そして、ぷりんぷりんの食感に広がる旨味が堪能できる。
これは本当に鶏なのか?思わず疑ってしまうほどの出来栄えに驚愕するだろう。あっさりしているはずなのに、なぜか感じる深い味わい。あえて言おう。「これ以外の地鶏テッサはカスであると!」
言い過ぎに聞こえるが、このクオリティを800円で味わえるはずがない。何かが狂っているのか?表現しがたい旨さがそこにある。ぜひ、日本酒とともに味わってほしい一品だ。
⑤ささみユッケ・キムチ・梅造り
「ささみユッケ」「ささみキムチ」「ささみ梅造り」も人気のメニューだ。ささみは人気の部位だが、ややもすると単調な味わいになりがちだ。そんなササミだが、ユッケスタイルで食べると、不思議と飽きが来ない。絶妙すぎる甘辛いタレと、ささみの絡み具合を味わわない手はない。
ちなみに、ユッケとキムチで迷ったなら、「ささみキムチ」を頼んではいかがだろうか。「ささみユッケ」より100円安価だが、決して見劣りすることはないはずだ。あまり知られていないメニューだが、味わう価値は十分にあるだろう。
谷町四丁目焼き鳥グルメ|かつらの炭へのこだわり
紀州備長炭をご存じだろうか。焼き鳥の味を決定づける要素で、最も重要なのは炭の扱いだ。焼き鳥の出来は火の通し方で、9割方決まるといってもよい。その点、紀州備長炭には、素材を内側からしっかりと焼き上げる力がある。焼き鳥に最も向いている炭と言ってよいだろう。
ただし、扱いはピーキーで跳ねやすいため、かなりの技術が求められる。値段も高価で、一般的なラオス産備長炭の3倍はするだろう。例えるなら、紀州備長炭はレーシングマシンだ。扱えるのは一握りの選ばれた者に限られる。高価で扱いが難しい炭と、マスターの技とのコラボを楽しんでほしい。
余談ではあるが、炭はCo2を固定化し再生可能なエネルギー。地球環境に優しい点も覚えてこう。
参照:里山林の広葉樹循環利用のすすめ:林野庁 (maff.go.jp)
参照:環境のために国産木炭を使いましょう | 東京燃料林産株式会社 (tohnen.co.jp)
まとめ
谷町四丁目エリアのグルメ情報として、「焼き鳥かつら」を紹介した。
大将(マスター)が焼き台につきっきりで、世話をしている焼き鳥店。紀州備長炭と鶏に向き合い、会話しているかのような姿に心打たれるはずだ。
一度行けば、ファンになる心あったかい店。ただし、人気店のため、予約無しで突入しても断られる点は覚悟するべきかもしれない。訪問する際は、事前にネット予約を入れておくと安心だ。ネット予約はInstagramから手軽にできる。
「焼き鳥かつら」は、谷町のグルメに相応しい名店だ。オシャレなフレンチや焼肉とは違い、予算的にも安心できる。ぜひ、空席を狙って訪問してもらいたい。
▼関連記事:谷町 焼き鳥かつら|おすすめメニュー7選
▼公式Instagram:谷町四丁目 焼き鳥かつら公式Instagram
▼Googlemap:谷町四丁目グルメ 焼き鳥 かつら
▼かつら公式Twitter:谷町四丁目 焼き鳥 かつら (@katuratanimachi)
▼食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270204/27047295/
あとがき:谷町四丁目焼き鳥かつら編 執筆を終えて
「焼き鳥かつら」の住所は谷町五丁目。厳密には谷町四丁目のグルメ情報からは外れるのかもしれない。また、ランチや飲み放題も扱いはなく、個室で過ごせる高級店でもない。クーポンやキャッシュレス決済も使えない。しかしながら、店内には時間を忘れさせる心地よさがある。宴会でもないのに、縁日的な賑やかさを感じる店だ。
天満橋から谷町四丁目辺りの、オシャレなイタリアンやカフェにないレトロさも良い。昭和の店でありながら、Instagramで脚光を浴びている点も興味深い。そのためか、デートや女子会的なノリで利用しているシーンも目立つ。老舗なのに洋食風の料理も楽しめる点も魅力的だ。若者にも支持されている稀有な店舗といえるだろう。
谷町四丁目、六丁目の駅から徒歩2分から3分なので、ぜひ足を運んではいかがだろうか。