見出し画像

幡野広志さんの「いい写真は誰でも撮れる」に参加した

2023年11月4日、幡野広志さんのワークショップ、「いい写真は誰でも撮れる」に参加した。

以前から幡野さんのワークショップが大人気だというのは聞いていたけど、勇気がなくて参加申し込みにチャレンジするには至らなかった。
しかし9月末に青山で行われた作家・岸田奈美さんと幡野さんのトークショーに参加した際、ワークショップの内容の一端を見せてくれて、参加したい!という思いが膨れあがった。
「申し込みでは支払い情報の入力スピードが明暗を分ける」と聞き、11月分の受付開始と同時に必死でカード番号を打ち込んだ。

ワークショップにはAdobeのLightroom classicとノートパソコンが必要。しかし自分の15年前のMacBookにLightroom classicは入らず、翌日最新のMacBookを買いに行った。
伸びすぎた髪を切り、11月ともなれば外での撮影は肌寒いだろう、と新しい上着も買った。当日は気温26度の夏日だった。

ワークショップは終始和やかな雰囲気。
幡野さんがまず話していたことは「被写体への気遣い」「周囲への配慮」ということだった。
そしてその上で、「たくさん撮る」。
見たまま感じたまま、好きなものを好きな気持ちで撮る。いい光で、正しい距離で撮る。

いままでは、やっぱりどこかで「これ撮っていい写真になるのかな?」などと悩みながら写真を撮っていた。なんとなくいい写真になりそうな場所を選んでカメラを向けていた。それは明確に間違っていた。
撮った写真を選ぶときも、一枚一枚悩みながら選び出していた。しかしワークショップで撮った写真を現像用にセレクトする際、幡野さんが言った。

「一枚選ぶのにかける時間は2〜3秒。悩むのは人生の無駄!少しでも悩んだら両方選ぶ!」

その後の現像作業ではもうほとんど開き直っていた。悩まずに感覚を信じて、怒涛の勢いで現像した。幸い仕事で普段からAdobeのアプリを使っているので操作で悩むことはなかった。
とてもシンプルに、まずは必要最小限の作業工程を教えてもらえたので、現像作業はとても楽しかった。まだまだ奥は深そうなので、今後も勉強勉強。

ワークショップを通して、自分の中で間違っていたことや勘違いしていたことがはっきりとわかった。
明日からはもっと気楽に、楽しく写真が撮れそうな気がした。

帰り道、楽しかった時間の余韻に浸りながら電車に揺られていた。
真っ直ぐ帰宅する気にはなれず、コーヒーショップでたっぷりのアイスコーヒーを飲みながら一つ一つの言葉を思い出し、噛み締めた。

「写真はたくさん撮る」
「はなれて撮る」
「いい光で撮る」
(あと、レンズ)

幡野さん、スタッフの皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。

撮影には、いの一番に飛び出した
代々木上原は高低差の多い地形だった
かわいいバイク。こんなところに放置して大丈夫なのだろうか
多肉とすこし盛りのいい植栽が好き
カオスな植栽も好物
治安はどうなのか
高架の下の踏切は新鮮だった
代々木八幡宮を目指すつもりが高台の道に迷い込んだ
迷い込んだお寺。この湯呑みは実家にもある
隣駅で気がついたらタイムリミット5分前だった。

いいなと思ったら応援しよう!