自分のことは自分が一番よく知っている?
という質問をされたら、あなたは、何と答えるでしょうか。
企業コンサルをしているときに、担当スタッフと今月の目標や行動指針などを設定してほしいと依頼されることがありますが、それまでの週報や月報などを見ても、毎月ありきたりな内容で全く深堀りされていないことがあります。
仮のその方をA君とします。もう一人の担当をBさんとします。
BさんにA君の仕事や得意なこと、苦手なことを聞くと、どんどん出てきますが、A君に直接聞いても、自分の得意不得意は認識していない様子。
また、A君にBさんが言ってくれたA君の得意なことを伝えても、「へぇ、そう思われているんですねぇ。」とそっけない返答が返ってくることがあります。
自分のことは自分が一番知っていそうだけど案外知らない?
と、いうことなのでしょうか。
企業がコンサルを頼む理由にもなっているのだとは思いますが、その仕事が詳しすぎて、当たり前すぎる故に、顧客の気持ちになって考えられないということを良く言われます。
なので、わたしの意見を聞きたいと。
自社のことが詳しすぎる故の問題ですが、自社のことを知りすぎているから欠点しか目立たないということにもつながります。
欠点しか目立たないということは、解決しなければいけない問題にもつながるので、結果、コンサルを雇わなければ・・・ということにつながるわけです。
これを自分におきかえるとどうでしょうか。
やはり「自分のことは自分が一番知っているはず」です。
でも、案外知らないように思えるのは、自分のことはやっぱり一番知っているが、知っているが故に、いいところはあたりまえ過ぎて目立たないが、時たま起こる自分の欠点が非常に気になる。
ということだと思うわけです。
今日の定期コンサルの際に、そのような質問が出てきたので、改めてわたしの考えをまとめてみました。