自由自在は今ここに
【ゆるふわ教室】最終話となりました。お読み頂き、ありがとうございます。嬉しいことです💃
次回より、実話を元に物語で進めます。個人情報が絡みますので、物語の解説部分は有料記事とさせて下さい💯
もちろん無料部分でも、お楽しみ頂けるような在り方で書いて参ります🌿
朔川揺さんとのトークやイラストが解説部分となる予定です♡
「マガジンにして、お得やなかったん」
『それも考えてるんだけどさ』
「ははぁ。この騒ぎで弱気になった」
『だって岡江久美子さん、一つ上だよ』
「まあな。他人事やあらへん」
『途中で終わっちゃうかもじゃん』
「ご愁傷さまでございました🙇」
『ちょっ、始まる前に終わらせないで😱』
未曾有の事態です。これまで起こった歴史上の逸話を、生徒に話したことはございます。よもや自分が遭遇するなんて。
恐らく、鎮まった後の方が深刻です。どなたも、変化に添うしか道がございません。
私たちは在り方を問われています。これからの時代、何を頼りに生きていけばいいのか。選ぶ時が参りました✴
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「フジさん、この間の話やけど」
『なんだっけ。忘れちゃった💦』
「おい。物語の書き方や」
『ナラティブかストーリーか』
「どっちも訳せば物語や」
『でも、在り方に拘るわけさ』
「書く時、そんなん考えん」
『大切だと思うんだけど( ̄▽ ̄;)』
書き手としての在り方
架空の筋立てを作って読者に楽しんで頂く。従来の物語作法です。それはそれで、続いていくでしょう。大いにけっこう、
この場合、誰かを楽しませるという在り方です。あるいは、自分のために書いて、自分が楽しむ在り方となります。
とは言え──
私は人生を書き換えたい。物語を使ってやり直すのです。過去が変われば、現在が変わり未来も変わるはず。
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「わたしはイヤや。思い出しとうない」
『だよね~そういうことってあるさ』
「フジさん、やっぱ変わっとる」
『疑似体験してもらえたらって思うの』
「あんたが代わりにやってくれるん」
『重ね合わせてもらえばいいかな』
「お手本。サンプル。犠牲。生贄や」
『ぎ、犠牲。い、生贄って』
人生を書き換えるナラティブ
物語のキャラと対話する。古くからある手法です。しかし、これだと尋ねる自分は固定されたまま。本質が変わらないのです。
物語を綴りながら、自分の本質も変えていくにはどうすればよいのでしょう。
「わたしたち、ようケンカした」
『オレが怒らせちゃう💦』
「自分が否定された気になるん」
『既成概念の自分なんだけど』
「これがわたし。そう信じとるから」
『消されないよう抵抗してくるの』
「理屈としてはわかるんや💨」
『わかっちゃいるけど……😓』
物語を創って自由自在
自分の人生を物語に直す。そして自由自在な意識として入り込む。すると、起こった現象を違う角度から見られます。
百円玉が長方形に見える角度。結末は変わってしまうかもしれません。
決断した選択に対し、別の理解を得る。新たな気づきが浮かぶことだってあるでしょう。こうして自由自在になっていく。
イメージ湧きませんね。大丈夫。お読み頂くだけで、あなたも自由自在になる。そのような在り方で書き進めて参ります。
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文学はおスキ❓
唐突ですが、ヘミングウェイさんと川端康成さんの共通点ってパッと思いつきますか。
「二人ともノーベル文学賞や」
『ピンポーン。そして❓』
「は。続きがあるんかい」
『その後、自殺してるんだ💦』
「受賞後のプレッシャーか」
『自我が弱かったなんて言われる』
「フジさん、違う見方なん」
『話は逆って思うの』
40年近く時を遡ります。文学を志す親友がおりました。17歳で文学賞の最終選考に残る逸材ですが、危なっかしい男。
ハラハラすることばかり。すぐにも自殺するんじゃないか。歩くサスペンスでした。
IQ200超え。教授を論破してから講義に出ないで留年。政治活動をやって、公安警察の尾行がつく👮そんな具合です。
影響を受けたのでしょうか。私も小説を書くようになりました。作品を読んでもらったことがあるのです。
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─お前の小説は端正だ。読みやすい。筋立てが明確で落としどころも弁えてる。面白く読まれ、感動だってされるだろう。
でもな。優等生の小説だ。
お前は文学をやるな。いずれ深い領域へ踏み込みたくなる。底なし沼だ。
オレは川端の気持ちがわかる。
弱いんじゃない。
底なし沼へ踏み込んで引き返せるほど、孤独に強いんだ。大抵の作家は、怖くて踏み出せない。取り巻きに持て囃されて終わる。
連んでやるのは文学じゃない。
文学は黙って独り、踏み込むんだ。
生活に余裕ある連中が、お稽古事をやる程度なら平和でいい。仲間うちでワイワイ楽しめるから。それで済まなくなるやつがいる。
お前はこっちへ来るな❕
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「お稽古事言われてカチンときたやろ」
『当時は同人誌サークル全盛時代』
「SNSなんてあらへんからな」
『侃々諤々、喧々囂々やってた✒』
互いの作品に忌憚ないご意見……どころではありません。ぶった切ってましたね。そして、飲んで騒いでまた仲良くなって。
当時の文学好きな学生にとって、青春だったのです。けれども、親友の目は遙か遠くを見据え、こちらへ戻る気はないのでした。
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─いくら小説の形を整え合ったって、書き手の本質は変わってない。論文じゃないんだ。変わるのが怖いから理論武装する。
大事に抱えた自分は、ぶっ潰されて空っぽになる。虚空の闇に放り出されちまう。
誰も頼れない。
一人でもがくしかないんだ。
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「それでフジさん、情報エンタメなんや」
『文学は近づかないようにしてきた』
「でも、心境が変わったんや」
『道術30年で命綱は作れたと思う』
「底なし沼なぁ。あんた違うタイプや」
『そうか。人間性がギャグだからな』
「風船フワフワ飛んでく感じや」
『おお。なんかオレっぽい』
「今は世の中、強風やで🌊」
『わお!揺さん、しっかり掴んでてよ』
私が人生を書き換える。お読み下さる皆さまは疑似体験。ご一緒に自由自在となる。意識の世界は今とここしかありません✴