あなたが他人に見える
もし、一緒に暮らす方が、そっくりの別人とすり替わっていたら。そう思えて仕方ない。なんてこと、ございませんでしょうか。
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『こんにちは、フジミドリです』
「あ。どうも初めまして」
『なんか、お困りでいらっしゃる』
「はい。誰にも相談できなくて」
人は歳と共に変わっていくわけで、それって当たり前のこと過ぎて、考えもしなかった。娘も息子も成長して、外見だけでなく性格だって変わってきた。それはわたしも同じ。
でも、気になりだしたら・・
若い頃の写真と、毎朝鏡に映る姿を、頭の中で重ねれば、愕然とするのだった。なぜ、こんな風に変わっていくのか、気になり始めたら怖くなってきた。逃げ出したくなる。
これって、本当のわたしなんだろうか。あの人は、本当にわたしの夫なのかしら。
👽 👽 👽
『歳を取ったらこうなるとは思えない❓』
「こんな気持ち、おかしいですよね」
『いえいえ。おかしくなんてありません』
「でも、他の方は皆さん・・」
『あはは~他人が何を考えているか、どう感じるかなんて、本当のところは誰にもわかりませんよ。うーんどうだろ。もしかしたら、本人にだってわからないかもしれません』
それは確かにそうね。言葉のやり取りって難しいわ。話しても書いても、うまく伝わらない気がする。そもそも、何を伝えたいのか、自分でもよくわからなかったりする。
『在り方革命には、ココアの法則ってのがありまして・・・ああ。ご存知ですか。そう。まず心地よいって言っちゃう。たとえ、心地よくない状況でもね』
🐰 🐰 🐰
「心地よいなんて、言えません」
『今おっしゃったじゃないですか』
「は。いや、でも、これって」
『ただ、言うだけでよいのです。声に出せなくたってかまいませんよ。心地よいという、音の響きが重要なのですから』
あら、不思議。心地よいって囁いたら、スッと気持ちが鎮まるわ。繰り返したら、なんだか本当に心地よい感じがする。不思議ね。
『私たちの考えや想いって、勝手に浮かんできて、いつの間にか消えていきますでしょ。意志の力や努力では、どうすることもできません。そう。天気と同じですね』
天気と同じ。考えたこともないわ。そうね。雨が降るって止められない。いつか晴れるだろうし。やまない雨はないのよ。
☔ ☁ ⛅
『でも、心地よいと言うのは、私たちが意図して出来るわけです。心地よいなんて言えないと言っても、言ってることになる』
思わず笑ってしまう。そっかぁ。心地よいなんて言えないってのもありなのね。
『だんだん心地よくなりますでしょ』
「ええホント。不思議だわ」
『言葉の響きです。言霊と言いまして』
「あるんですね。そういうのって」
『一音ずつの意味は、ご存知なくてかまいません。心地よくなればいい。そうしますと、このままでよいって思えてきませんか』
「はい。このままでよいです」
『周りの状況とは無関係に』
「あ。そうですね」
『無条件にこのままでよいのです』
🙈 🙉 🙊
「無条件・・」
『私たちって、幸せの条件があるんです』
条件ねぇ。結婚する前、あの人と出会ってない頃、そんなこと考えたかなぁ。一緒に暮らすなら、こんな人がいい。今、どうだろ。
「そうですね。健康で、お金があって、家族に恵まれ、仕事っていうか楽しみ、生きがいかな、そう、仲の良い友達もいてとか」
『そういうの全部なくて、いきなり心地よいって言っちゃうのです。言ったもん勝ちというか。心地よいって、想いや考えでなく、細胞レベルの感覚ですから。細胞が喜ぶ』
「ははは。細胞ですか」
🙌 🙌 🙌
『私の場合だと、一瞬ごとに、破壊と創造を繰り返して感じるんです。瞬間瞬間でね』
「え。ど、どういうことでしょう」
『ほとんどの方が、この世界は滑らかに連続して、変わっていくと信じていらっしゃる。でも私は、そう感じられないのです。超高速のパラパラ漫画ってとこかな』
あ。なんかわかる。そうなの。ちょっとずつ何かズレていく。そうよ。そんな感じだわ。え。この人、それでも平気なんだ・・
『今こうしている間も、細胞は生まれ変わってます。自動的にね。細胞が入れ替われば、体は別人になっちゃいますから』
💃 💃 💃
『ただ、私たちの意識は、いつも今ここなんです。体にフォーカスしていると、変わる方ばかりが気になります。でも、意識にフォーカスしたら、気にならないのです』
「意識ってどこにあるんですか」
『後ろというか、背後でしょうかね』
「え。なんか怖いんです。背後って」
『中心から、背後を感じて下さい』
あぁぁぁ。不思議だわ。中心って聞いたら、スッと落ちつける。センコツよね。背骨の一番下だっけ。腰の真ん中。ここから、背後を意識すればいいのか。
『アタマが考えたり、ココロで想ったりすると、背後って怖くなります。でも、中心から感じると安心する。ふわっと柔らかく、どこまでも広がっていくというか』
ホントだ。ふんわり包まれる感じ。なんだろう。初めてなのに懐かしい。ずっと昔から、包まれていた気がするわ。きっとわたし、前ばかり見て、忘れていたのね。
『ここは変わらないのです。全てがあるけど何もない。中心からスッと背後に下がれば、いつでもここへ戻れますからね』
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次回4月4日午前10頃💖
☟コメント欄に、山田スイッチさんより、noteについてメッセージ頂いております。ドグ子さん、ありがとうございました!
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ありがとうございます🎊