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優柔不断は人生の損!見切り発車のコツとメリット3つ

こんにちは。アメリカ東海岸在住ママプレナーのSacraです。

現在2歳児育児の傍ら、起業準備をしながら、フリーランスの経営コンサルタントをしています。

経営コンサルという職業柄か、私は妙に完璧主義なところがあり、普段プライベートではおおらか(大雑把ともいう)なのに、仕事になると夫も呆れるほど細かい面があります。

例えば、自分が書いた分厚い報告書や資料を自分でも何度も読み返し、改訂を繰り返し、デッドラインまで時間があれば周囲の同僚にも可能な範囲でインプットをもらい、追加リサーチで参考情報を追記したりと、自分の中で最高のアウトプットのものが仕上がらないと気が済まない傾向がありました。

この変な完璧主義は、「優柔不断」にもつながっていきました。

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様々な情報やインプットが好きなだけ手に入るこの時代、「もっともっといいものがアウトプットできるのでは?」「もっともっと良いアプローチやフレームワークができるのでは?」と、意思決定が遅くなることもありました。

しかし、今はワーママ2年生。

独身で自分の時間をフルに好きなように使えた時代は過ぎ去りました。

これまでの膨大な時間と熱量でギリギリまで最良のものをアウトプットするようなやり方ではなく、限られた時間内で、手際よく意思決定し、とにかく動くことが、最終的に最高のアウトプットにつながっていきます。

今回は、ワーママになって、起業準備中に心がけるようにようになった見切り発車のコツとメリットについてお話しします。


ユニクロ流「一勝九敗」でいい。 見切り発車のコツとメリットその①

世界でこれだけ成功しているユニクロの柳井社長は、「一勝九敗」でいいという信念で、ここまで事業を拡大していることをご存知でしょうか。

敏腕社長と知られる柳井社長でも、ユニクロのグローバルでの追い風の中にあって、実は10の決断・戦略のうち9が失敗であったことを明かしているのです。

確かに、私の17年のキャリアを振り返っても、何かビジネスでプロジェクトを立ち上げる際に、アクションを起こす前に、考えたり、調べたりしすぎる時間は結局無駄に終わることが多かったですね。

その時間があったら、なんらかのアクションを起こし、何なら何度か失敗してみることで、より貴重な人生の教訓や成功の礎が築かれていると思うのです。

ユニクロのように、今や日本が誇る世界的に有名な大企業でも、立ち上げ当初は、実績も信用もない中でゼロから今のような地位を築いてきたわけです。

その第一人者でも、「一勝九敗」の精神で、見切り発車でアクションを起こし続けてきたという事実に励まされませんか?

この名著、「一勝九敗」では、柳井社長の起業家としてのマインドセットや経験から、以下のようなことを学べます。

●既存の商売にとらわれすぎない。●経営は計画と実行→結果を踏まえて修正(PDCA)が肝。●商品を通して何を顧客に伝えたいのか考えること。●あきらめない「覚悟」が重要。●投資した分は回収すること。●失敗から学ぶことが重要。●人材がビジネスリソースの中で何より大事。●失敗と感じたらすぐに修正する。●ビジネスの現場を知ることは必須。

柳井社長の経営哲学や価値観・マインドセットには多くの学びがあります。

更に詳細を学びたい方は、以下の書籍をどうぞ。

想像しうる不安や危険は滅多に起こらない。見切り発車のコツとメリットその②

漠然とした不安や危険を感じてアクションを取れなくなることは誰にでもあるかもしれませんが、そんな時、冷静に起こりうる最悪の事態や結果を分析してみてください。

命の危険や健康へのリスク、一文無しになったりするようなリスクなどを除いては、意外と、「まあどうにかなるさ。」と思えるようなものではありませんか?

例えば、交通事故や飛行機事故などを恐れて、連休での家族旅行や週末の外出ができなくなったことはありますか?

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私はワクワクが勝って、そういうリスクが少なからずあることまで日々考えが及びません。

及んだとしても、そこまで考え始めたら、家から一歩も出られなくなってしまい、引きこもるしかないですよね。(ただ、例外的に、コロナがピークと言われた数ヶ月前は、未知のリスクを想定して、家族で数ヶ月引きこもっていましたけど・苦笑。)

今の時代、コロナという脅威が蔓延していますが、それでも、マスクをし、消毒液を常に常備して、取れる予防対策を全て取った上で、ドライブに行ったり、ピクニックに行ったりしています。

逆に言えば、こうして生きている限り、誰しも日々、何らかのリスクをとって生きているのです。

そして、一切のリスクを取らなかったとしても、何らかの理由で人生が急に終わってしまうこともある訳で、リスクを全面回避し続けている人は、リスクを取らずに後悔して死んでしまうというリスクを取っているのかもしれません。

実際、周囲のビジネスでの成功者を見ていても、とったリスクの大きさに比例して、飛躍している場合が非常に多いです。

リスクを取ってたとえ失敗したとしても、何もアクションを起こさなかった場合よりも、より多くを学べます。

そして、次にアクションを起こす時に、失敗から学んでまた一段高いステージから再出発できるので、アクションを取り続ける限り、成功確率もどんどん上がってくるでしょう。

つまり、リスクをとってアクションを起こし続けることによって、確実に成功の階段をのぼっているのです。

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世界1000万部の大ベストセラー、「アルケミスト」は、人生の転機で何度も読み返しました。

面白いことに、その時々の置かれた状況によって、この本から学べる教訓やメッセージが違うのですが、そのうち最大のメッセージの一つは、以下です。

自分の人生を生きるために、慣れ親しんだものを手放して、リスクを取るかどうか、試される局面が必ずある。そこで、リスクを取って前に進めるかどうかが、自分の夢を叶え、人生を最高に輝かせられるかどうかの分かれ目だ。

数時間で読めて、子供向けにも良さそうな、シンプルかつ示唆深いこの名著。

またそろそろ読み返したくなりました。

大事な人たち一人一人にプレゼントしたい本です。

3割ほどできそうだったらアクション。やりながら改善・改良が最短ルート。 見切り発車のコツとメリットその③

3割ほどできそうなアイデアが固まったら、見切り発車でアクションを起こしてみる。

まず動いてみて、周囲や市場の反応を見ながら、戦略を固めていく。『Learning by Doing (行動学習: アクションを起こしながら学習すること)』というアプローチが最強です。

起業の場合、このアプローチはスタートアップに際して、「テストマーケティング」とも言えるしれません。

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時間・エネルギー・お金を投資しない3割の時点でアクションを起こすのには、以下のような3つのメリットもあります。

1) 心理的に、軌道修正がしやすい:不思議なもので、人間は、損を回避したいという心理の方が、得をしたいという心理よりも勝る生き物のようです。アクションをとった対象が、自分に向いていないと悟ったら、早急に撤退すべきですが、莫大な時間・エネルギー・お金を費やしていた場合、心理的に軌道修正への決断がしにくくなります。

2) 効果的に時間・資金・エネルギー投入しやすい:何らかの新しいアクションをとる場合、自分も周囲も未知の反応ですし、正解もないので、やってみて初めてわかることが多くおあります。起業の場合、とりあえず、顧客とそのニーズについて仮説を立て、無料・有料のモニターを募集し、市場のトレンドやニーズを探りつつ、提供できるモノやサービスをアクションの中でテストしながら改善していく方が、費用対効果がいいわけです。

3)早い段階でGAP分析ができる:どのような新しいアクションや変化でも、大抵GAPがあります。「こんなはずじゃなかった」「思った位以上に自分に向いているようだ」「自分のやりたいことは、ビジネスとしては成り立たなそうだ」など、実感として、GAPを分析し、将来のための貴重な学びを早い段階で得ることができるのです。

私自身も、精緻な作業や分析なども求められる経営コンサルの仕事ではもともと筋金入りの完璧主義なので、起業準備に当たって、このようなアクション重視のマインドセットに切り替えるのには努力が必要でした。

そんな時、移動中にさらっと読めるこの本は、背中を教えてくれました。

私のような優柔不断人間にはシンプルでわかりやすくてオススメです。

まとめ

本日は、優柔不断な自分への教訓も含めて、3つの見切り発車のコツとメリット3つについて、具体的に説明してみました。

娘が生まれて自分の時間が限られている中、意識的に、インプット3割、アウトプット7割の生活にシフト中です。

アウトプット、つまり、「挑戦」することに重点を置きながら日々を過ごすと、達成感や充足感も違うし、アウトプットへの反応によって得る学びというのは、書籍などからのインプットよりも、心に深く刻まれます。

自由になる時間が非常に限られている中、見切り発車でアクションを起こし続けることによって、キャリアもより充実させていければと思います。

今は変容の時代、一緒にがんばっていきましょう😇

#創作大賞2024
#オールカテゴリ部門

がんばりすぎで辛くなってしまった時は、この以下の記事をどうぞ。







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