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【海外生活】飛行機に乗らない夏の過ごし方

こんにちは。アメリカ在住ママプレナーのSacraです。

私の住むアメリカの都市でStay at homeの条例が出るまで、つい最近までパソコン片手に半デジタルノマド生活を送っていました。

この上の写真は、娘が生まれる前年の夏、この地方出身の上司カップル滞在中の家に招かれ、船でアドリア海に浮かぶコルチュラ島を目指している時に撮ったものです。夫のフランスの田舎に帰省した後、帰りにクロアチアのドゥブロブニクで結婚記念日を祝った後、船に乗りました。

(よく考えたら、夏を過ぎておめでたに気づいたので、娘は生まれる前から日本・フランス・クロアチア等の5カ国をまわったことになりますね。)

この夏、恐らくここ20年で初めて飛行機に乗らずに過ごすことなりました。

毎年のお互いの国の帰国と家族との再開を楽しみにしていたのに、最初はがっかりしましたが、おかげで様々な新しい発見や学びを体験中なのでシェアします。


息をするように旅をしていました。

子供が生まれる前まで、夫は毎月のように1週間単位で主にヨーロッパなどの先進国に出張、私は2−3ヶ月に一度、最低2週間〜3週間以上の途上国への長期出張に行くような生活で、息をするように旅をしていました。(当然、夫に会えない日が1ヶ月近くなることもあり、スケジュールの許す限り、出張先を訪ね合ったりして、新鮮でした。)

結婚記念日や誕生日も、モノを贈り合うよりどこか一緒に旅をしようと、結婚5年目の今に至るまでに、アメリカから一緒に訪れた場所は、フランス各地・イタリア各地・日本・ボツワナ・南アフリカ・メキシコ・ジャマイカ・ハイチ・ハワイ・グランドケイマン島・タイ(バンコクとサムイ島)・クロアチア・モンテネグロナ等々、バラエティに富んでいます。

ちなみに、以下は人にあまり知られたくない、私が世界でもっとも好きな場所の一つ、フランス・ブルターニュ地方にある、ブレア島で撮った写真です。ローカル線と船で乗り継いで、着いたら着いたで車は島内禁止という、激しく不便なところなのですが、おとぎ話の国のように、時間がそこで止まったような癒しの島なのです。

夫の実家から6−7時間もかかるのですが、親友一家の別荘があるので、そこで船に乗って魚釣りに出かけたり、オマール海老を捕まえたり、馬や動物もいっぱいの島内をゆっくり散歩したりして、癒されて最終滞在地のパリに戻ります。

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そもそも、お互いの勤務先の出張ルールで、私の場合は出張日数の上限25%までを、出張日数にくっつけて休暇が取れるという素晴らしい仕組みがあったので、アフリカ長期出張の終盤に夫がアフリカに来て、その後乗り換えのフランスで一緒に数日間過ごして、アメリカに帰ってきたりしていました。

娘が2年前に生まれてからは、以前のような過激な日程での移動は減りましたが、旅が生活の一部になっていたので、今年のように急に全ての予定がキャンセルになった時は、頭が真っ白になりました。

今年は予定していた4つの旅をキャンセル

今年予定していた4つの出張&長旅(日本・フランス・ハワイ・タイ)を全てキャンセルし、正直、この夏は終わったと思いました。

しかし、ここはアメリカ、周囲を見渡すと、このような状況でも車でマスクして週末出かけている子供連れのファミリーがいます。

今年3月半ばから数ヶ月、幼子を抱えずっとほぼ引きこもって過ごしていましたが、住んでいる都市の条例ではロックダウンは緩和され、「行って戻ると2週間自宅待機になるブラックリストの州」はあるものの、人の移動や活動も戻ってきています。

今年の夏は車でSocial Distancing Trips

娘の保育園も再開し、周囲のパパママと情報交換・リサーチした結果、子供連れの家族の今年の夏の最善の夏休みのオプションは、「車で日帰り、もしくは3−4時間以内の大自然に行く。」でした。

そこで、具体的に考えた行き先は、1)果樹園で果物を収穫したり、動物と戯れることができる農場2)州立・国立公園(森や湖など自然がいっぱい)です。

当初娘が車に乗るのが嫌いだったので、全く考えていなかったロードトリップ、これが思った以上に楽しくて、最近日帰りの車の旅にはまりつつあります。

娘も非日常を楽しんできているようで、最近は平日でも「ブッブー」と車の運転の真似をして、車に乗りたがるようになりました。

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夫が運転している時は、娘と日本の童謡を歌ったり、窓の外の景色について実況中継したり(日本語の練習)、それでも飽きてきたら、おやつを食べたり、しまじろう幼稚園(Youtube)を見せたり、数時間の距離なら意外とあっさり着きます。

そんな大自然のあるような場所なので、地平線がずっと見えるような何もないところをひたすら前を見て走ります。

自分が運転する時はする時で、ある意味、瞑想効果というか、「ただこの今の瞬間」に集中することで無心になれて、何だかある意味ストレス解消、旅の過程もとても楽しめるのです。

来週は、クマも出ると言われる国立公園で、家族で小さな山小屋を借りて、初めて家族で山の中に泊まります。

夫も私も非アウトドア人間なので、こんな大自然に触れられる夏は、このような緊急事態でなければ一生経験しなかったかもしれません。

また、超元気でアクティブなシティーベビー(2歳児)も、いつもYoutubeで見ているだけの虫や花々や動物に触れる機会ができました。

初めて経験する大自然で五感をフルに使って思い切り遊ばせてあげられるのが楽しみです。

ある意味人生はアドベンチャー。

人生に無駄なものは何一つなく、起こっていること全てに学びや気づきや意味があるんだなあと思うこの頃です。

#創作大賞2024
#エッセイ部門








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