ばっしー応援記④ 俺たちのばっしー、完全復活!
今回はこちらの記事の続きを書きたい思います。特に断りが無い限りは画像に直接リンクを貼りつけております。
第18章 セミファイナルのばっしー快進撃!
レギュラーシーズンを何とか通過できたパイレーツ号はボーダーのサクラナイツと120pほどの差がある状態でセミファイナルステージが始まったが、セミファイナル初日、パイレーツの抜け番でサクラナイツがまむたんとうっちーでWトップ獲得に成功したため、ボーダーと170pほどの差がある状態でパイレーツ号のセミファイナル初日の試合を迎えることとなった。
セミファイナル初戦を任されたのは2月15日以来の登板となるアッキーナ。このサムネイルを見るのもかなり久しぶりだった。レギュラーシーズン、後半はあまりいいところがなく終わってしまったアッキーナ。ぜひともスタートダッシュを切りたい。
入場シーンより。髪型と言い表情と言い、かなり闘志が漲っているようだ。試合が始まり、東1局はアッキーナの500-100、東2局は瀬戸熊さんの700-1300のツモあがりでそれぞれ親が流れて迎えた東3局のアッキーナの親番。
配牌でピンズのメンホンチートイが色濃く見える好配牌だ。仕上がると高打点が見込める手牌だ。
幸運にもあっという間にメンホンチートイの聴牌だ。ドラか1枚切れの北を4巡目に迷える状況はあまりにも贅沢だ。そしてしばらくして茅森さんから北が出た!
裏ドラがのって24000点の直撃。これは強烈にでかい! 配牌とツモに恵まれた部分もあるが、これを確実にモノにしたのは非常に大きかった。
この日のアッキーナは強気だった。南1局、2着目の前原さんの親番のときにまたもやチートイドラドラの手をツモあがり。このダメ押しが最終的にはかなり効いて去年の自身の誕生日以来のトップ獲得だ。
何とも美しい表情だ。まだトータルポイントはマイナスだが、アッキーナがトップをとれたことは明るい材料だ。
これに続けと2試合目はばっしーが登板。
試合直前にアッキーナがupした画像より多くのパイレーツサポーターからわがままボディのツッコミを受けてしまったばっしー。
この日も前半は放銃続きで、ばっしーには風が吹いているとは言えない状況だった。
しかし、東場の親番で残り枚数が少なかったカン5pを赤5pでツモることができ、上位グループに食らいつこうとする。そして一進一退があって迎えて南2局。
親の藤崎さんが切ったドラの南をポンして、満貫の手が成立してトップ目にたった! 前半は悪かったが明らかに押せている。
そしてトップで迎えた親番、アノ超絶カッコイイばっしーがやってくる。
25sのシャンポンの聴牌をいったん崩して2s2pのシャンポンの聴牌で立直に踏み切ったばっしー。僕だと3s引きの14sピンフ立直にしたいと思うので、ヤミテンにはすると思うが、立直には踏み切れないだろう。
しかもツモ山に2pが3枚連続で眠っていて、2pを一発ツモで4000オール! これが大きなパンチとなってばっしーもアッキーナに続いてトップ。
この2pのツモはばっしーでないと上がれなさそうな4000オールで、船長でもあさぴんでもアッキーナでもないばっしーのところにこの手が回ってきたというのはパイレーツ号に確実に風が吹いてきている!
約3か月ぶりにオーラスの奇跡を引き起こした。当面はプラス域に行くことが目標だったが、アッキーナとばっしーのWトップで1日で目標を達成。一気にボーダー下30pほどまで点数を詰めることができ、今後の試合をかなりフラットに闘いやすくなった。
しかし、次の3月19日の第1試合、先発で試合に臨んだあさぴんが展開に恵まれず、5連続めとなるラスを引いてしまう。この日は素人の僕が見ても様子がおかしかった。彼の表情を見てもいい着順が望めそうになく、ポイントの数以上にメンタルがボロボロになったあさぴんがパイレーツの控室に戻ってきた。
そんな状況でパイレーツのTwitterから第2試合のコールが。
このばっしーコールは、2019シーズン一番震え上がった。それぐらいインパクトが強かった。
この日も前回登板と同じくラス親。東発の沢崎さんの親番に七対子ドラドラの9600放銃してしまい、前回登板に引き続き放銃からスタートとなるばっしー。しかし、頭ハネで満貫を出上がるなどして3着目で迎えたオーラスの親。配牌はお世辞にも言い配牌とは言えなかったが、何とか七対子の聴牌にこぎつけた。
ただし、ワンチャンスとはいえ危険牌の2pを沢崎さんに押されてしまい、表情がゆがむ。
なんとか、この局は流局で次局を持ち越しされた。南4局2本場では、配牌七対子のイーシャンテンで、3巡目で西待ちの立直を打つ。
道中、もってぃが暗カンした4sがカンドラとなり、一気に卓の温度があがる。パイレーツファンみんなが「南場のばっしー」「ラス親のばっしー」の再来を祈っていた。僕個人としても「ラス親のばっしー」が逆転ホームランで一気にトップに浮上する場面をこれまで何度も見てきた。それについ2日前の試合でも実現したばかりなのだ。
結果は、發が裏ドラでのって快心の一撃!! 涙が止まらなかったね。
そして、続く南4局3本場ではダメ押しの7700+900を沢崎さんから直撃。シーズン全体を振り返るときにこのダメ押しはカットされることが多かったけど、結果的にセミファイナルシーズン中で、沢崎さんが逆連対に沈んだのはこの試合のみ(セミファイナル最終戦はチーム事情が絡む要素もあったのでノーカウントとする)、自力で沢崎さんを逆連対に沈めたこのダメ押しはばっしーのセミファイナルMVPにかなり大きく貢献したあがりだったと思う。
そして、この日は闘牌終了後がまたすごくよかった。
まずはヒーローインタビューでの「朝倉くん、元気出して!」
そして、これがまたよかった。「みんなで打とうね」
これだけで何回巻き戻し再生したことかw あさぴんが今シーズンここまで不調の時期が発生するとは思ってもみなかったが、ここへきて、ばっしーのこのフォローですよ。あさぴんの調子は心配でしかなかったが、これなら十分パイレーツ号はまだまだファイナル進出に向けて闘っていける!
そう強く思った試合でした。
3月23日の試合ではアッキーナは近藤さんの技あり親跳18000点に放銃してしまい、ラスの危険があったが、オーラスに前原さんをまくり逆転3着で終了。続く第2試合はばっしーが登板だったが、うっちーがトップ。ばっしーはほぼ原点付近だったが、近藤さんが3着を受け入れて藤崎さんをラスに沈めるあがりを冷静にしたため、2着で終えることとなった。
続く3月24日の試合。解説は久しぶりに解説席に座るソノケンさんだ。
この日、第1試合は船長が登板したが、オーラス雷電の黒沢選手に西ツモの鮮やかな逆転を決められ、3着でフィニッシュ。第2試合の登板はばっしーがコールされた。
前局で黒沢さんから出アガリし、トップ目で迎えた親番の手牌。お世辞にもいい配牌とは言えない状況だったが、寿人さんの捨牌も味方して多井さんから三色ドラの7700の出アガリに成功した。
点数の大きさ以上にこの瞬間、涙が出てきた。
2019年2月8日の第2試合。多井さんに痛恨の親満を放銃してしまい、最終的にこれがパイレーツ号の致命傷になってしまった。
僕は2018シーズンは積極的に観戦している身ではなかったが、ばっしーが痛恨のラスを引いてしまい、予選敗退の引き金をひいてしまったのは知っていた。この2枚を対比でみてみると、いろいろと感じるものがあるな。
しかし、その後は他者にツモられる展開が続き全員が2万点台のオーラスへ。
多井さんが聴牌入るかどうかだったが聴牌が入らず、ばっしーの一人聴牌で逃げ切りトップ!
薄氷のトップに思わず、ほっとひと安心の表情のばっしーだった。
この日はインタビューでばっしーがソノケンに言及した後に、実況解説席にカメラが戻った瞬間のソノケンの笑顔が印象的だった。
来年はソノケンの笑顔もいっぱい見たいからなっ! ドリブンズさんも一緒に決勝に進出してファイナルで闘いましょう!
このトップでボーダーからより距離をとっていきたいパイレーツ号だったが、次の試合日でアクシデントに見舞われる。
アッキーナがチンイツ8sアガリに気づかずスルーしたことも要因となり、痛恨のラスを引いてしまう。続くアサピンも復帰戦ベストは尽くしたが、オーラスのうっちーの引きの強さに屈し、3着でフィニッシュ。パイレーツ号に嫌な空気がまた立ち込めた。
これはアッキーナのRe:mindからの切り抜きだが、このばっしーの写真見た当時本当に安心したよな。でも「励ましたり慰めたりするわけでもなく、ただ一緒にみんなでいてくれて」っていうのがパイレーツらしいな。
最終日に抜け番のパイレーツにとってはアッキーナがここで精神的に戦闘不能になるのは予定外だったが、それでもまだボーダーライン上の4位だったし、レギュラーシーズンの状況に比べたら旅路も荒れた道じゃない。それに今回は船長だけじゃなくてばっしーも闘えている! 核が2つある状態なのはすごくでかかった。
最終4試合に向けて選手・クルーともども士気を高めていく。そして下位3チームの直接対決、3月29日は訪れた。
この日も決していいことばかりではなかった。
第1試合の船長の試合ではオーラスに雷電・黒沢さんに満貫放銃でトップが手から滑り落ちる展開。
第2試合のばっしーの試合も東場の親番を満貫放銃で落とすところから始まった。
しかし、直後に満貫ツモですぐにポイントを回復。南場の親番ではKONAMI寿人さんとのめくり合いを制した。
沢崎さんのビタ止めや寿人さんの6000オールツモもあったが、オーラスはばっしーが雷電萩原さんから出アガリで試合を終え、パイレーツ2着、雷電4着の並びを作った。
第1試合の嫌な後味を払拭する結果にパイレーツクルーも少しばかりの歓喜に沸き上がった。
さて、3月30日。ばっしーセミファイナルMVPの可能性を秘めた中だったが、パイレーツクルーの起用選手予想はだいたいが船長とばっしーの組み合わせだった。そして案の定、第1試合にはばっしーがコールされた。
誰かが大勝ちするか誰が大負けするか荒れそうなメンバーの組み合わせだ。
東発跳満ツモで先行したリードを保ちながら迎えた南2局に見せ場は訪れた。
ファイナルステージ進出に向けてもう後が雷電の瀬戸熊さんが聴牌にこぎつけ、立直を宣言!
数巡後にツモってきた2pを気迫の押し! そして誠一さん、翔ちゃんの副露もあり、瀬戸熊さんが4sをばっしーに放銃。
オーラスまさかの横移動でトップがABEMASに奪われるアクシデントがあったが、2着で終了。6試合全連対を達成した。第2試合の船長は条件戦独特の空気もあり苦しい展開でラスを引いたが、雷電よりも着順上で翌日のセミファイナル最終戦を待つだけになった。
パイレーツにとってセミファイナル最終戦終了後、一部のクルーたちの間で「ばっしーのMVPを最優先に祈るべきか」「沢崎さんにトップを取られてもいいからKONAMIが沈むように応援するか」でTwitter上で言い合いになっていた。でも、MVP取るのと取らないのでは格段に印象が違うのだ。それに二者択一で議論しないといけない理由もわからなかった。もちろんばっしーがMVPを獲得したうえでファイナル進出だけを祈っていた。
3月31日、最終戦で藤崎忍者の恐怖におびえながらも、和久津さんとうっちーの巻き返しもあり、パイレーツはセミファイナルもボーダーライン上で通過することとなった。
セミファイナル通じて全体的に言えたのは、「ばっしーでしかアガれないツモの来かた」「ばっしーでしか押せない牌」が随所にあったという点だ。そして手が来るがゆえに放銃にもたくさん回ったが、裏ドラが乗らないなど安い放銃が多かったということも味方した。そういう意味ではパイレーツ号全体に追い風が吹いていたのだろう。その多くをセミファイナルステージではばっしーがメインで受け止めることとなったが。
そして楽屋裏でのオフショット動画でもひょっこりばっしーと「もー!」と悔しがるばっしーがパイレーツクルー達に癒しを与えました。
ついにつかんだファイナルステージへの切符。ファイナルステージはどのような物語があるのか。
しかし、この時すでにご時世はコロナウイルスの脅威が確実に近づいてきていて、緊急事態宣言によりファイナルステージは延期に。
正直、僕はこの時期、ばっしーがMVPを取りきったことに満足していて、選手たちがリスクにさらされないこと、もし試合をするのであれば大けがしなければ…という思いでいました。(消極的w)
だって、2か月後にぴんちゃんが役満成就するとか、こんな強烈なシーンが見られるとは思ってもなかったからね。
今回はここまで!(ファイナルはまだなんかい!) つづく
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