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幸福度って

先日、国連の幸福度調査の結果で、日本の子ども達の精神的幸福度が非常に低いという結果を見て、ショックを受けました。

身体的幸福度では、トップなのに対し、精神的幸福度は先進国38か国中37位と非常に低い。

この、精神的な幸福度を下げてる原因って何だろう?

って思い、データをよく見てみました。

そもそもこのデータ、幸福度を客観的にはかるために項目があって、

①実質国内総生産(GDP)
②健康
③社会的支援(頼れる家族・友人)
④人生を選択できる自由
⑤他者への寛容さ(例えば寄付、ボランティア)
⑥腐敗・汚職のない社会

の6つの項目で質問は構成されているようです。

ちなみに、日本はそれぞれ、

①GDP 24位 (フィンランド22位)

②健康 2位(フィンランド27位)

③社会的支援 50位(フィンランド2位)

④人生を選択できる自由 64位(フィンランド5位)

⑤他者への寛容さ(寄付、ボランティア) 92位 (フィンランド47位)

⑥腐敗・汚職のない社会 39位(フィンランド4位)

寛容さと、人生を選択できる自由、社会的支援という項目の順位の低さが目立ちます。

幸福を説明するために6つの要因で分析していますが、そのうちの4つは社会環境のさまざまな側面を測定します。

*信頼できる誰かがいること
*人生の重要な決定
*寛大さ
*信頼を行う自由の感覚があること

おそらく、この四つが、精神的な幸福度につながるポイントだと思います。

困ったときに頼れる人はいるか?

困ったときはお互い様という社会であるか?

つまりは、人とのつながり(関係性)が良好であるか?

という事が大きいのではないでしょうか?

ただ、これは、基本的に生命維持ができる環境にあることが前提条件で、失業、病気、低所得といった生きること自体が難しい地域の国では、幸福度も低いという特徴があります。

フィンランドがなぜそんなに幸福度が高いのか、という事を調べてみました。

・国から様々な補助があり、学校に行きたければ学費は無料。起業したければ補助金はあります(生活補助的な補助金。比較的に取りやすい)

・子供の教育費も年金も心配する必要がない。

・フィンランドでは、事実婚が認められています。結婚していても、片側の申し出のみで離婚が成立するというような、婚姻の自由度があります。

・フィンランド人にとって重要なものは自然との調和生活

・社会福利が充実している(収入に関する心配が相対的に少ない)
・税金が高いから金稼ぐ重要性が低いかも(たくさん稼いだらたくさん取られる?)

・北欧では他人を一般的に信頼する(他人は自分に悪いことをしない、他人の誠実度は高い)という、他人に対する信頼度の高さがあります。

・ベビーカーを押した人が居るのに気付けば笑顔でドアを開けてくれるし、道も開けてくれたりする。メトロやバスにベビーカーが乗って来ても嫌な顔する人はほぼゼロ。

・カフェで親が食事をしている間、ベビーカーでお昼寝している赤ちゃんは、カフェの外、という光景が当たり前。
・産前産後に、「ネウボラ」という制度があり、妊娠期から就学前までの子どもの健やかな成長・発達の支援はもちろん、母親、父親、きょうだい、家族全体の心身の健康サポートもしてくれます。

・男性の8割が育休をとっている。
・無給であれば、子どもが3歳になるまで、雇用契約を維持したまま仕事を休んで育児をする権利が両親に与えられています。

もうひとつ、お母さんに優しい国ランキングというのもあるのですが、このランキングが高い国が、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンなどの北欧諸国なのです。幸福度が高い国と、だいたい一致します。ちなみに、お母さんに優しい国ランキング、日本は32位でした。

子育てしやすい国、お母さんに優しい国は、幸福度が高いともいえるかもしれませんね。

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困った時に助けてと言える人間関係。

困った時に助けてと言える社会。

「困ったときは助けるよ」と言う存在。


この幸福度ランキングでは対象外となっていますが、フィジーは、主観的幸福度が高い国です。

フィジーもまた、つながりを大切にし、他人を信頼する社会です。

困ってる人がいたら助ける、ということが、身についている島。

レジで小銭が足りなくて困ったら、後ろのおばちゃんに、「いくら足りないんだけど」って言えば、後ろのおばちゃんが出してくれる。

自分がバスに乗れなくて困ったとしても、物乞いに寄付をしてしまう。

返してもらう前提の「貸して」じゃなくて、困ったときは助けてと言って、助けてもらう。その代わり、助けたほうの人が困った時も、遠慮なく助けてと言える関係。

将来に対して不安がない。

困ったときは、誰かが何とかしてくれる。なんとかなるさ。

だます人がいたとしても、「だって、あの人はウソをついてまでお金が必要なんでしょ?」と、あえて騙されてみたり。

物の所有の概念が小さく、ないものは人のものをつかい、自分のものも、必要な人に惜しげなく与える。

人のものは俺の物。俺のものはお前の物。

優しいジャイアンみたいです。

人を信じられなければそうはならないでしょうね。

そんな島に住むフィジーの人は、とても幸福度が高い。

たくさん稼ぐために時間に追われることもない。

自然と人に恵まれた島。


幸せって、何をもって幸せと感じるかは、それぞれ幸せの定義は違うのかもしれませんが、お金の心配をして、たくさん物に囲まれ、物がなくなる心配をして、人を疑い、競争で他人を蹴落とす世界より、多くは持たなくても、一人分あれば十分。シェアしあい、Giveしあい、それで十分幸せを感じられる。

助けて、助けられて、世界は一つの家族。

そんな世界を作っていきたいですね。




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さっちゃん
読んでいただき、ありがとうございました!お話しに共感していただいて、子ども達の居場所のために、ほんの少しでもサポートしていただけたらとってもとっても嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。