「ペア休」という選択(男性育休応援)
わたしたちは「ペア休」という選択
全国から集まった有志メンバーでこんな動画を制作しました。
(この動画をご覧いただければ、この記事の残りは読まれなくても大丈夫です)
動画 私たちは「ペア休」という選択
(https://www.youtube.com/watch?v=l2b5Xo1C40U)
男性が仕事、女性が家庭、それも選択肢のひとつですが
今は価値観や希望するライフスタイルも多様化しています。
新入社員の8割が男性育休を取りたい。
女子大生の9割が将来の配偶者に育休を取ってほしい。
そして若手だけでなく、35歳以上のミドル社員も86%が育休を取りたい、と答えています。
しかし現実は、男性育休取得率13.97%(2021年度)
※動画は2020年に作成したため7.48%(2019年度) となっています。取得率は毎年少しずつ上がっていますがまだまだ低いのが現状です。
そして過去5年間に勤務先で育児に関する制度を利用しようとした男性の約4人に1人が育児休業などを理由にした嫌がらせ被害(パタニティーハラスメント)の経験があるとのこと。(2021年5月厚生労働省調査)
それは上司による妨害行為が多くみられ、経験者の42.7%が育休の利用を諦めた経験があったとのこと。
また、子育て環境も変化しています。家庭ではワンオペ育児が増え、産後にうつやうつに近い状態の母親が増えています。
職場では育休を取りたくても取りづらい状況。
家庭でも育休を取れないことから夫婦仲が悪くなってしまう…
もちろん、強い意志を持って育休を取れればよいのですが、そんな簡単にはいかない職場がまだまだ多いかもしれません。
または、取得しても数日~1週間ほどの短期間だけかもしれません。
女性は、産後3週間~1か月は安静するようにと医師から言われます。それは女性が心身の回復のために必要な期間であり、そのめにも男性育休は重要です。
男性育休を取りたい方が孤立せず、取りやすい空気を作るために
男性育休を1か月間以上取れる空気を作るために
私たちが出来ること…
そんなことを考えるきっかけをつくり
育休を取りたい方が、取りやすい日本社会になることを願って
全国から集まった有志メンバーでこの動画を制作しました。
ご覧頂きやすいようドラマ仕立て、13分のショートストーリーにしました。コーヒーを飲みながら、ビールを飲みながらご覧ください。 (https://www.youtube.com/watch?v=l2b5Xo1C40U)
★NHKさんが、逃げ恥と共に「ペア休」を取り上げて下さいました。
記事タイトル
『育休は一緒に ~「逃げ恥」の2人のように「ペア休」を~』(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013039271000.html)
「ペア休」が多くの方に見て頂けると嬉しいです。
もし企業担当者が職場の研修に利用したい、各種団体などでワークショップに利用したい、などのご利用も歓迎です。許可は不要ですのでどんどんご活用ください。
「ペア休」ホームページはこちら
(https://peraichi.com/landing_pages/view/pairkyu)
「ペア休」という言葉により男性育休をとりやすい空気が広がると嬉しいです。
[追記]
2022年より男性育休義務化に関する法改正(育児・介護休業法の改正)が順次施行されていますが、男性育休を積極的に推奨していない職場ではまだまだ取りづらい雰囲気のようです。
一方で職場で管理職へ男性育休研修や、育休対象者のプレパパ講座や座談会をしている職場では少しずつ変化が出ています。
私は企業や自治体で男性育休研修をさせて頂いてますが、男性育休が必要な背景、産後の実態、男性育休がもたらす職場のメリットなどお伝えすることで管理職やベテランの皆さまも
「男性育休は本当に必要?」→「部下に男性育休を薦めたい」
に変化があります。
ご家庭、地域、職場で、男性育休について話したり、考えたりすることで、育休を取りやすい空気は広がっていきます。
男性育休を取りやすい風土をみんなでつくっていきましょう。