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男性育休をとるなら、○○を意識する

私は男性育休が増えてほしいと思っていますが
男性育休については男性だけでなく、女性からも否定的な声があります。

それは、パパが家にいるとかえってやるべき家事が増えてしまう。また、日頃、残業ばかりで家事や育児をしたことがないパパが家にいても、本当に出来るの? イチから教えるくらいなら自分がやった方が早い、など
パパを戦力として考えられないケースです。

でもその女性たちの意見はごもっともです。

なぜなら、今まで、育休を本当に休むことと勘違いしている、育児を手伝えばいいんでしょう、と思っている男性も多かったのではないでしょうか。(その時々の時代背景もありますのでその賛否はここでは問いません)

では、有意義で楽しい男性育休にするにはどうすればよいでしょうか?
実際に育休を取って私が感じたことを、3つご案内します。

"産後"という状態を認識する

産後すぐに育休をとる場合、下記の状態であることを認識すると心の準備がしやすいです。

⚫︎産後すぐの赤ちゃんは、自分で何も出来ない。生存&成長するために24時間お世話が必要。

⚫︎ママは出産という大仕事を終えたところ。体調は回復していません。3週間ほど安静が必要。
その後、家事など少しずつ通常の生活に戻しながら、回復するまで6〜8週間かかります。(人によって異なります)

⚫︎ママは、産後はホルモンバランスが崩れ、産後2週間ほどは精神的に不安定。

⚫︎生まれてすぐの赤ちゃんは3時間サイクルの生活。
1人でお世話すると睡眠不足で心身共にとても大変です。

このような状態の中で、パパは育児を手伝う、
ではなく、一緒に育児をする、そして家のことは全てパパがやる、という気持ちで育休に入ると上手くいくと感じました。

育児は人生の大仕事。
育休中は会社の仕事は休み、人生の大仕事に向き合う期間と考えるとよいのかなと思いました。

育休の目的を明確にする

自分にとっての育休の目的を明確にしました。
会社の仕事でも目的や目標がはっきりしていないと迷走したり、成果に繋がらないことがありますよね。

自分は何のために育休を取るの?を言語化し、
出来れば目標も立てられるとアクションが具体的になります。

例えば私の場合、目的は2つでした。
⚫︎最も大変な産後1か月間を、家族みんなが笑顔で楽しく育児できる期間にする
⚫︎帝王切開で出産した妻の体調回復をサポートする

目標は
⚫︎夫婦で夜の赤ちゃんのお世話を交代し、睡眠不足を感じない生活をする
(夜番を半分ずつ交代。又は日中に妻が寝る時間をつくる。←状況に応じて柔軟に)
⚫︎赤ちゃん以外の家のことは全て私がやる(目標8~9割)

男性は仕事と同じように目的や目標があると、そこに向かって頑張ろう!となりやすいですよね。

皆様にとっての育休の目的は何でしょうか?

男性が育休をとるときに意識したいこと

⚫︎ママには休んでもらい、家庭のことは全てパパがやる気持ちで過ごす

産後暫くは赤ちゃんのお世話はもちろん、ママの体調回復も重要。

昔から産後3週間はゆっくり体を休め、床上げ(とこあげ)をする習慣があるそうです。
もちろん個人差があります。
私の場合、1カ月間はママには何もしないで赤ちゃんのお世話だけしてもらう気持ちで臨みました。
(もちろん私も赤ちゃんのお世話をします)

⚫︎パパも赤ちゃんのお世話を全てする
赤ちゃんをあやす、おむつを替える、沐浴、寝かしつけなどは勿論、
ミルク、搾乳した母乳を冷蔵又は冷凍しておけば授乳も出来ます。
(母乳育児など家族の方針があると思いますので柔軟に考えてください)

我が家の場合は、パパが赤ちゃんを一晩中お世話し、ママがまとまった睡眠がとれる日を作ることで、ママが体力的に楽になり、また精神的余裕も生まれました。

⚫︎ママが喜ぶことをする
ママは出産という大仕事を終え、体調も辛い中で、育児をしています。 
そして外出も出来ず、家だけで過ごしているためストレスも溜まりやすいです。

例えば、食べたい食事やママの好きなスイーツを準備、マッサージ、その他にも?

我が家の場合は、快適な生活環境をつくるために少しだけDIYもしました。
何を喜ぶかは人によって違いますので、あなたのママが喜ぶことをして、家庭のモチベーションを上げましょう。

⚫︎妻は不安定という前提で接する
産後はホルモンバランスが崩れ、産後2週間ほどは心身ともに不安定になります。
妻は不安定という前提で会話をしたり、ママの体調回復サポートを心がけました。

するとケンカも少なく夫婦関係も良くなった気がします。

もちろんこれが正解というわけではありません。
育休をどのように過ごすのか、作戦を練って過ごすと家族に喜ばれる充実した育休になると思いました。

そして産後の大変な時期を、家族が笑顔で育児している家庭が増えると嬉しいです。


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