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自分が婚活をしたいかも分からなくなった

こんにちは。2歳の娘をもつワーママの町田さちです。

婚活に難航すると、真夜中に仕事のことも人生の事も分からなくなり、「自分…何がしたいんだろう…」「このままでいいのかな」って真っ白になることがありません?私だけなのかな?


私、このまま一人なのかな。だったら今使いまくってる婚活用の洋服代とか美容院代、結婚相談所代も貯蓄していくべき?そもそも婚活のために一人暮らしを始めたけど、ただの無駄遣い?こういう費用全部貯めて老後のおひとりさまに向けて準備しておいて方がいい?幸い趣味はたくさんあるし、友達を作る自信もあるし、人生飽きたり暇を持て余すことはないと思うし。

だとしたら、結局悩みどころはお金だろうな。

こうやって悩んでる時間も勿体無いな。婚活なんて結局結婚できないのであれば、傷つくだけだし、疲れるだけだし、お金も時間も浪費するし。無駄じゃない?デブスでオタクな私は可愛い子には敵わないし、頭がいい子には仕事で敵わないし。だったら趣味で人生楽しく適当に生きるのが一番じゃん?


でもね、「趣味で楽しく適当に生きるのが一番」といいつつ、心のどこかで引っかかっている。「でも…結婚して幸せになりたいなあ」って。こんな私を受け入れてくれる夫が欲しいな。疲れて帰ってきた時に、ヨシヨシってしてくれる夫がいたらな、って。可愛い子どもをぎゅーって抱きしめて、ママ大好きーって言われる未来を夢見ている。


でもそんなの無理かも…。はあ。私、どうしたらいいんだろう。


悶々としながらスマホでネット検索をしまくって、答えが出ないままいつのまにか寝る。そんな日が何日もありました。

だからね、わかるんです。「自分が何をしたいのかわからない」と悩む気持ち。婚活したいのか、婚活したくないのか。結婚を諦めるのなら何をどうしたいのか見えない、何も考えないで流されて行けばいいんじゃないかという気持ち。でも、それじゃいけないような感覚も。


海の中に沈むような、そんなときはね、自分の人生を振り返って下さい。ながーい自分の人生を振り返って、その時にあった事、その時の自分の気持ち、好きだったことやハマった事、落ち込んだことや恥ずかしい思いや悔しい思いをしたこと、そこから学んだこと。

「あんなことがあったな」「ああ、あの時やっておけば」「よくやったな」

そしてその一つ一つに、自分で「頑張ったよね」とか「すごいよね!」とか花丸を付けて行ってください。悲しかったことや辛かったことは、当時の自分をギュッと抱きしめて頭を撫でてあげてください。


その中で見えてくる、「自分、これは自然と頑張れたんだよね」「好きだったなあ」ということをピックアップしてください。


5歳のころ、毎週日曜日の夕方16時。父親が本屋さんまで出かける時に着いて行っていました。基本おもちゃは買ってもらえない家庭だったのですが、本だけは頻繁に買ってくれていて、一冊350円位の世界名作絵本と呼ばれる類の安い本だったけど、買ってもらえるのがとっても嬉しかった。一時間ほどの立ち読みの後、父親に絵本を買ってもらって、本屋さんの紙袋を抱きしめて家に帰る。「また買ってもらったの?!」って母からお小言は付いてくるけど、でも母は本ならいいかと思っていた節も。

そうやって、自分の本棚にシリーズ物の本が揃っていくのを見て、にやにやしていた。そして、その後それはマンガになり、お気に入り作家さんの同人誌になり…。ああ、私、このころから好きなんだよなあ…。と、そこまで考えてふと気づく。


私が好きだったのは、本?それだけ?


その頃、弟が生まれて母はほぼ弟に掛かりきり。そんな中だったから余計に父親が一対一で接してくれるのが嬉しくて、父親と出かけるその時間が好きだった。その後も父親と休みの日に本屋に行く習慣は変わらず。大学生になっても父親と二人で出かけていたなあ。

そうか、私。一人で出かけたりする方が自由で好きだと思っていたけど、こうやって誰かに連れて行って貰うことも好きなんだ。こうやって休日に何の気なしに一緒に出掛けられるような相手が欲しいんだ。


過去の自分を抱きしめ、そして好きだったことを掘り下げていくと、何か違うものが見えてくる。「ただ結婚したい」から「休日に何の気なしに一緒に出掛けられる相手が欲しい」。「読書好き」っていう話にも「父親と出かけて行って、絵本を買ってもらえるのがすっごい嬉しくて、それ以来本が好きなの」というエピソードが見つかる。


そうなると、途端にあなたの魅力が増す。ただ結婚したい、ただ彼氏が欲しいなんて言っている存在から、温かい家庭を持ちたいんだな、幸せな家庭に育ってきたお嬢さんなんだな、ということが透けて見えてくる。そして、その後の二人の結婚生活が想像できる。


じゃあ、休日に一緒に出掛けられる相手ってことは、休日が同じ働き方をしている男性?出かける先、例えばスーパーでもいいの?そのスーパーって、どんなスーパー?カートはだれが押すの?それともカゴ?どんな会話をしながら買い物しているの?その時の二人の服装は?


考えることが沢山出てくる。もう悩んでうぐるぐるしているだけの時間はお終い。


「自分がどうしたいのかも分からない」「婚活したいかも分からない」わからない、わからない、わからない。そんなことを言っている時はそれ以上考えていても答えは出ない。「じゃ、自分がどうしたいのか考えよう!」って前向きに切り替えて考えられる人なら考えればいい。でもただ悩んでいるだけなら、過去に目を向けて、わかっていることを掘り下げる。


過去の傷を見つけたら癒すいい機会だし、好きだったことに気づいたら、そこには自分の思い出がある。どれも全部自分が大切にしていること。

婚活にも生かせるし、その後の人生の中でやりたい何かが見つかるきっかけになるかもしれない。


「自分が何をしたいのかわからないよ(誰か助けて、教えて)」と答えを外に求めているうちは答えは出ない。答えはあなたの中にしかないから。大丈夫。夜明けが一番暗い。自棄にならず、諦めず。あなたが本当に幸せな人生を送るために、今日も頑張りましょ。


2020年11月28日 町田さち



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