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ボランティアが運営するオランダのギャラリー

現在(2024.8.9〜9.7)、オランダのギャラリー Kunstcentrum de Kolk で、グループ展をしています。

ギャラリーの窓辺
入り口前の看板

ヨーロッパで「ギャラリー」というと、いわゆる企画展を行うプロの取引の場なのだそうですね。
日本では、そういうところも、作者が場所代を払って展示する"アート専門のレンタルスペース"もどっちも「ギャラリー」というので、ちょっとまぎらわしいです。
(しかもこの話は、英語の苦手な私たちが英語の苦手なリエッテさんから聞いたので、不十分なところもあると思います)

でも de Kolk は、そのどちらともちょっと違っていました。

美しいSpaarndamの景色

de Kolkの建物は、以前は村役場?のような、公共の建物だったそうです。1912という数字が彫ってありましたが、建った年でしょうか。
役場の機能がなくなった後に、市の所有する建物をレンタルする形でギャラリーが始まったようです。
詳しい経緯は分からないのですが、今の運営は全てボランティアによって行われているそうです!
行ってみるまで知らなかったので、驚きました!

そのボランティアたちが只者ではないのです。
すごく有能な人たちなのです。
自分もアーティストという人もおられるので、展示もお手のもの。
水平を測り、バランスを相談しながら壁に作品を掛けていく手際よさがすてきでした!

お手伝いをしてくださるボランティアの方たちと搬入しました

写真を撮ってポストカードを作ってくれる写真家の方。
レイアウトを考えてポスターを作ってくれる人。
ギャラリーの番をして、にこやかに接客してくれる方々。
取材をして、記事を書き、FacebookやInstagramを更新する人。オープニングパーティーの司会もプロのように鮮やかでした。
そして企画運営の中心となり、お金の管理や展示の采配をふるう方もボランティア!
どの仕事もレベルが高い!
そして円滑に回っていく!
すごい!
みんな仕事できるー!

パーティーの飲み物はワイン。ペットボトルや紙コップがない。

語彙が乏しくて申し訳ないけど、全てがすごくよかったです。
みんなで作る、楽しい時間。
みんなで作る、きれいなギャラリー。
うらやましい!
こんなことやりたい!
でも日本で可能なんだろうか?

私が感じたことでは、
・余暇が多いから、ボランティアをやる余裕のある人が多い。
・ボランティアを楽しみと捉えている。
・ものを作ったり、人前で発表したり、アートについて語ることに慣れている

…ということがあるのではないでしょうか。
となると、日本では、自分も含めてハードルが高いなあ〜。

金銭面はもちろんラクではないそうです。
作品売り上げのマージンは私の知っている日本のギャラリーと同じくらい。
募金箱が置いてありました。
うう~、売り上げに貢献せねば…。(微力)


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