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サチコのことわざウナ47「九州の大雨に後ろ髪を引かれる」

こんにちは。

サウナのサチコです。

今週こそサウナに行こうと準備をしていたら、テレビから九州の大雨のニュースが流れてきました。150年続く温泉宿が、床上浸水している映像でした。家財は倒れ全て泥をかぶっていました。温泉宿の社長が「コロナで自粛した後に、この大雨。もし源泉がやられて温泉が出なくなったら・・・」と。

それでもそう言ったすぐ後に「今はこの泥をかき出すしかない」とシャベルを手にしていました。


テレビを消して家を出た私。私がいる埼玉の街にも強い雨が降っていました。歩いていてもまるで目の前に、泥をかき出す熊本の男性の姿が見えるようで・・・。

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「今はこの泥をかき出すしかない」という言葉が、しばらく頭から離れませんでした。

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温泉のあるところにはサウナがある。そんな風に考えてしまうと、誰が言っているわけでもないのに、今日は家に戻れと言われているようで足が止まります。傘も強い風にあおられて、後ろに持って行かれてしまう。

結局、また日を改めようと家に戻りました。


「後ろ髪を引かれる」とは、未練や心残りがあってその場を離れられないことを言います。つまり本来は、心残りのある場所から離れられないことを意味するので、私の使い方はちょっと間違っているかもしれません。でもこの日は、見えない何かに髪を引っ張られているような、「こんな雨風の強い日は無茶をするな」と言われているような気がしてなりませんでした。


まだまだ前線が停滞して、この雨は降り続くと聞きます。せめて止んでほしい。もうこれ以上悲しい年にして欲しくないと、心から思います。

皆さんの住んでいる地域でも強い雨が降っているのでしょうか。出勤するとき、サウナに行く時、どうぞお気をつけて。今日は暗くてすみません。次回はもうちょっと、明るいことわざウナをお届けできるようにします!

サウナのサチコより

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