サチコのことわざウナ17「イスの上にも3セット」
こんばんは。
17回目の今日のことわざは「イスの上にも3セット」。元のことわざはもちろん、「石の上にも三年」です。
「石の上にも三年」とは「冷たい石の上でも、ずっと座っていればあたたかくなる」ことから、「じっと我慢していれば、いつか物事を成し遂げられる」という意味があります。「三年」というのは「長い間」ということで、三年だけ我慢すればいいという訳ではありません。たとえ一年でも半年でも、自分が長いと感じているかどうかが大切なようです。
さて、これをサウナでは「イスの上にも3セット」と言います。
つまり、↓
熱いサウナと冷たい水風呂に耐えて、ととのい椅子へ。
3セット目でようやく、「ととのった」よ!
ということです。
なんてうらやましい。
このサチコは「ミーズー」ではなく「ガイキー」だったのですね(詳しくは「サチコのことわざウナ15」をごらんください)。
露天風呂の前にある白い「ととのい椅子」。いいですよね。チープな感じがいい。これがたまに竹や藤でできていたり、ヒノキのベンチであったりと、高級&おしゃれな椅子を置いているサウナ施設もあります。が、私はやはり真っ白いプラスチック(?)の一人用デッキチェアが好きです。
こういうの ↓
一脚、2000円ちょっと。 安っ。
昨日の記事で取り上げた、サウナタイマーの価格とかなり違います。
実は私、
草加健康センターで一度だけ、この「ととのい椅子」に座っていたら何だかぼんやりしてしまった時がありました。でも「まさかこれが、ととのうってこと・・・?」と思った途端に、シャボン玉が弾けたかのように現実に引き戻されてしまいました。もしかしたら私の「ととのいポイント」は、この白い「ととのい椅子」にあるのかもしれません。
石の上にも三年
冷たい石の上でもずっと座っていたらあたたかくなってくる。継続することの大切さを教えてくれることわざです。石の上の「三年」が人によっては「ひと月」であったり、「三年以上」であったりするのでしょうが。
ちなみに私はシナリオを十年書き続けています。最初の一年で石はかなりあたたかくなり、五年でサウナストーンくらいに熱くなってきましたが、それからは少しずつ冷えていったような気がしています。座っていれば石は自分の熱意(体温)であたたまるけれど、その熱をずっと保つことは難しいようです。本当に大変なのは、夢を叶える努力を続けることより、その夢自体を持ち続けることなのかもしれません。
イスの上にも3セット
サウナの方では私はまだ、イスの上に座ったばかり。あと何セット繰り返せば「ととのう」かな。イスに座ることもできない今は、もどかしいばかりです。
緊急事態宣言も解除はされませんでした。そんなに簡単ではないと思っていましたが、やはりそうなりました。でもあと「ひと月」は長い。「ひと月」も冷たい石の上に座っていられる人がどれだけいるでしょうか。希望がなければ難しい。冷たい石ではなく、せめてプラスチックでもいいからイスを差し出すことができたなら、あとは自分でととのえる人がたくさんいるはずなんだけど。
比喩ばっかり。はっきり言わない私はずるいです。
それでは今日はこの辺で。
明日も「サチコのことわざウナ」でお待ちしています。
サウナのサチコより