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小学校の先生になりたかった私が、家に関わる仕事をすることになった理由を考えてみた
小学校1年生の長男に、ママは「小さい時、何になりたかったの?」と聞かれた。
「小学校の先生だよ。○○先生(←長男の担任の先生)みたいに、子どもたちに勉強を教える仕事がしたかったの」と答えた。
でも私は今、小学校の先生はしていない。
夢をなくしてしまった私の就活までのこと
私は自分で記憶があるのは小学校4年生に時には小学校の先生になりたいと思っていた。
だからその時から大学に行くことも決めていた。
中高になっても変わらず、学校の先生にあこがれていてそこに向かって頑張ってきた。
やればできる!そんなことを伝えたかったんだと思う。
けれど高校3年生になって受験がいよいよ頭にちらついてきた時に、突然、熱が冷めてしまった。
このまま学校の先生になったら、私一生学校にいるままやん…
そんな風に思ってしまった。
けれど、別に他にやりたいことがあったわけじゃなかったから、急に焦ってしまった。
高校から配布されたお仕事図鑑のようなものをむさぼるように見ては、その本から答えを探そうと必死だった。
看護師のお仕事体験などもにも参加した。
とりあえず高校が、進学校だったこともあり、大学には行きたいと思っていたので明確な道を決めていないまま大学には入った。
4年経っても、答えは出なかった。
そりゃそうだ。遊んでばかりいた。
今度はまた就活が押し寄せてきた。
小学校の先生になりたい!と思っていた情熱がもてるほどの、やりたい!がみつからなかった。
とりあえず知っている企業をみつけては、「よさそう」でポチポチエントリーをする。
何をやってるんだか。就活に違和感を感じる。
それでもなんとなく思ったのは人の幸せに関わる仕事がしたいということ。
ジャンルがだんだん絞られてきて、私は結果、「住宅」で就活するようになる。そして新卒で住宅の建材メーカーに入社することに。
私と家について
なぜ「住宅」が幸せにつながるのかを考えてみた。
私はどちらかというとお金には苦労した家で育った。
家もそんなに広くはなかったから、自分の部屋なんてもちろんないし、古い家だったから、自分の友達を呼んだりすることもなかった。
友だちの家がうらやましかった。
私が高校になってすぐの頃、ついに我が家が新築の戸建てに引っ越すことになった。
父は自営だったけど、取引先だった会社で正社員となった。社員だから家が買えたのか、家を買うために社員になったのか、詳しいことはよく分からない。
私たち子供も嬉しかったが、何より一番嬉しそうだったのは母だった。
母は、私たちの部活のメンバーや友達を呼んでいいよと言って、大人数押しかけてきても、みんなに得意な手料理をふるまった。
ほんと豪華だった。
自分の友達や親せきを呼んでよくパーティーも開いた。
ワインを飲み過ぎて、太ってしまったぐらい。
好きな食器のコレクションもどんどん増えた。
とにかく母が楽しそうだった。
もちろん自分の部屋にもワクワクした。
特に嬉しかったのは、好きなCDを並べてみたり、好きな時に音楽が聴けることだった。
家が変わるだけで、こんなに暮らしが変わるのかと思った体験だった。
私が就活の時に、なんとなく住宅を選んだのかは分からなかったけど、今自分の過去を掘り下げていく作業をしていく中で、もしかしたらこの体験が原体験となっているのかもしれないと思ったので、書き留めました。
自分がこれまでしてきた、たとえ納得がいかないことでも、選択したことには、何かしら理由があって。
それが顕在化していることもあれば、潜在的な動機があるかもしれないです。
もう少し自分の今までも掘り下げてみよう。