見出し画像

こんにちは、幸子です。
英会話講師、強み開発事業のAwesome!、共働き家族コミュニティのこ・ねくすとをやっている、複業家です。

はじめに

女優の杏さんに関するこんな記事を見つけました。

記事の中でも書いていますが、移住のきっかけは「あ、面白そうって思ったんです」とのこと。
「あ、面白そう♪」って感覚、とっても大切だなぁって、歳を重ねる度に思います。

少しだけ、私の「あ、面白そう」の話

今のキャリアになる前、私はメーカーの技術系グループリーダー会社員でした。何度かnoteでも書いていると思いますが、2人の子供を育てながら会社員として働き続けることに、何となく疑問を感じ始め、このまま続けていくのではなく、40代はもう少し挑戦してみたいなぁと、会社の外にアンテナを張り巡らせていた矢先に、今の英会話講師の採用募集のページを発見しました。
留学経験のない私ですが、日々の仕事では、メールもドキュメントも会議も基本英語でやってきていたので、このスキル・ノウハウを英会話講師として活かせたら、「あ、面白そう」のノリでクリック
そして、筆記試験、即興でのレッスンでも、英語での面接を経て、採用の連絡が来たとき、自分でも驚くほど、心の底から喜びが湧き出したことを今でも覚えています。

直感を軽視していた過去

会社員の頃、

『社会人になったら、直感とかそういう感覚って、子供っぽくて、大人ならもっとこう、ビジョンとか根拠とか自分としての軸とかもってなきゃ』

って思っていました。

「これは、我々がやるべき仕事ではないから」
「なんとなく気にかかるところはあるけど、
要求されてるところはXXだから」

と、変な根拠をもとに仕事を進めているときは、一向にうまく進まなかったし、周りからの協力も限定的でした。
進めていて、うまく行かなくなればなるほど、結局は直感で感じた

「ここはこうしておいた方がいい」
「要求外だけど、ここを無視したらヤバい」

ということを大切にした方が、自分らしく進めることができ、結果につなげられていたなと、今振り返ると思います。
と言いつつも、根底では

「直感に従って進めるなんて、子どもっぽい」

って思っていたので、そんな自分のスタイルを率直に受け入れることは難しく、結果的に当時は自己犠牲を取るような形で進めることが多くなってしまっていたかなと思います。

直感を磨くということ

そんな当時でも、一つの私の拠り所にしていたのが、ストレングスファインダーで知ることができた自分の上位資質「強み」でした。

これがあったから、色々なことに少しだけ自信をもって取り組んでいくこともできたし、マネージャーになることを志願して、部下を持ち、彼らへのコーチングにも挑戦してキャリアを積み重ねることができました。
その後、会社員を辞め、Gallup社認定ストレングスコーチとなり、会社員時代の強みの活かし方がひどく限定的だったことにショックを受けました。
ショックを受けたこと、それは、


上位資質はイコール強み
(=ポジティブな結果を常に完璧に生み出す能力)ではなく、
意識して、周りのために使うことで、
強みに変換していかないといけない

ということでした。そんなことも知らず、自分の無意識と少しかじった強みについての知識だけで、「これが私のスタイル」とかたくなになってしまい、結果、自己犠牲が増幅し、プチンと弾けてしまいました。
認定ストレングスコーチとなり、本来の強みの鍛え方を知り、自分自身を実験台に活かしていく中で、徐々に私自身の「直感の精度」を上げていくことができました。

何が言いたいかと言うと、

ただやみくもに自分の直感に従え・直感を信じろと言うのではなく、
自分の直感の癖を知り、その直感と対話をすることで、
本当に求めていることを探し出して、
自分の強みを最適に活かせるような行動を選んでいけるように、
「直観を日頃から磨いておくこと」が本当に大切

ということです。

個人的見解:直感あっての根拠・データ・ビジョン

歳を重ねるごとに、経験も増え、「大人な」身のこなしも手にしてくると、自分自身でさえ直感に気づくことができなかったり、根拠やデータから直感につなげていくようなことが多くなってくる気がします。
(例えば、もういい歳だから、思い切った挑戦なんてできないし、興味もない、というような感じ)

でも、最近痛感しているのが、いかに自分の直感や違和感に率直に向き合えて、その直感の感度を高めておいて、それを前進させる(=enable)するための根拠だったり、データだったり、これがenableした先にあるビジョンを具現化することの大切さです。

もちろん、周りを理解を得て、巻き込みながら進めていくためには、多くの方に納得してもらうための情報だったり、理由付けだったりあると思います。でも、情報や理由付けにフォーカスしすぎてしまうと、自分が失われてしまう気がするのです。理由あっての自分ではなくて、自分の想いがあっての理由であるはずだから。

最後に

直感が働くということは、そこに自分自身ですら気づいていない何かが隠れているはずで、何か成し遂げたい・変えたいと思う種があるからだと私は考えています。その隠れた種を見つけることができるのは、当たり前のことですが自分自身だけ。
どうかその種を見逃さずに、大切に向き合って、対話して、磨いて、一歩踏み出してみてほしいと思います。この一歩が、自分の人生を自分がハンドルを握って、仕事もプライベートも自分らしく、主体的に動かしていく原動力になるからです。

私はこれからも、自分の直感を大切に、一歩ずつ進んでいきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!