AWESOME Choices Issue no.025 興味のあることに猪突猛進し、英語で人体や生命の勉強に励んでいる理系女子大学生
吉田 楓さん
現在は先進理工学部Bioscience学科で学び、論理的に物事を考える謎解きにハマっているとのことですが、子どものころはどんなことが好きでしたか?
小学校に上がる前までは祖母の家にあった人体構造を細部まで表現している仕掛け絵本が好きで、よく祖母に読んでもらっていました。また、3歳から小学校高学年までヒップホップダンスを習っていたこともあり、ダンスが大好きでした。スーパーのBGMなど、何かしら音が鳴っている場面では常に踊っていたため、当時を振り返ると非常に落ち着きのない子であったなとしみじみと感じます。また、当時からハローキティが大好きで、今でも基本的に所有物全てに何かしらハローキティと関連するものがついています。
高校で理系に進もうと思った理由について教えてください
両親が2人とも理系であったのもあり、昔から漠然と理系に進むのかなとは思っていました。
また私は国語の試験にて自分の解釈と回答の解釈が一致しないことが多々あり、点数を取るのが苦手でした。その為、そのような部分でも比較的白黒はっきりしやすい理系に進みたいと考えました。
大学でBioscience学科を選ばれた理由についても教えてください
人体の構造の、未だ私たちの科学技術では再現することが難しいところに興味があり、将来的には研究者になりたいと思っていたことから、この学部・学科を選択しました。また小学生の頃にインターナショナルスクールに通っていたことや、中高にて国際バカロレアという教育プログラムを通じて学んでいたこともあり、英語のバックグラウンドがあったのですが、それを維持できるような環境に身を置きたかったため、英語学位プログラムのBioscience学科を選びました。
今の大学での授業・実習・プログラムのなかで、これは面白い!自慢できる!というものについて教えてください
私の学科は既存の日本語学位の生物関連の学科を混ぜたようなカリキュラムとなっているため、生徒の興味によって、生命科学分野のほかにも、一部必修ではありますが、電子回路のような工学系の授業やプログラミングのような情報系の授業を取ることができるようになっています。このように生命への探究を軸にそれと関連する様々な分野の内容を学ぶことができるというのは魅力的だなと思います。また、英語学位の授業は基本的に少人数制であるため、教授との距離が近い・質問がしやすいというのも魅力の一つかもしれません。
日々の生活の中でご自身が「理系が出ているな」と感じることなどはありますか?
理系なのかは不明ですが、自分が日常生活で興味を持ったことや疑問に思うことはどんな些細なことでも自分が納得するまで調べてしまう癖があります。言葉の語源などを調べたりするなど分野は多岐に渡りますが、大抵の場合自分の興味のある分野である、微生物学や細胞学に関することが多いので、そのような部分では研究魂が出ているなと感じます。
「理系を学んだこと」や「リケジョ」に対して何か思うことなどあれば、教えてもらえますか?
私が学んでいる分野は割と女子が多め、というよりかは私の学科には女子しかいないので、特に思うようなことはないのですが、他分野、特に物理や情報系の分野を学んでいる友人達からはジェンダーギャップ関連の様々な苦悩を耳にすることはあります。そのため、理系分野に限ったことではないですが、それぞれが互いに配慮をできるような関係性になれればいいなと思います。
これからの進路を考える女子中高生や理系学部で学んでいる学生の方などに向けて、ぜひ一言アドバイスをお願いします
アドバイスできる立場にいるのかは謎ですが、今のように、比較的時間があり、脳が若いうちに、興味の持ったことにはどんどん挑戦し、吸収できることはすべて吸収するという意気込みでやりたいことに猪突猛進するのがいいと思います。私も今自身の将来について悩んでいる最中なので、悩める時に盛大に悩み、様々な経験をしていきましょう!
最後に
幼少期から人体構造に興味を持っていたことから、理系の世界に進み、現在は英語での人体の勉強に励んでいることがよくわかりました。探究心を持って様々な分野に挑戦しながら、将来の自分を見つけようとしている吉田さんの更なる活躍を応援しています!貴重なお話、ありがとうございました。
あとがき
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