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大人と子供の社会科見学〜循環社会の未来〜

こんにちは。ホーチミン在住駐妻のSachikoです。6月15日に、標記のイベント『Binh Duong新都市の資源循環モデル見学会』が、開催されました!
大人から子供まで楽しめる「資源循環と食料生産」の関係を体験できる内容で、約40名の方が参加くださいました。私も家族で参加したため、当日の内容をご紹介させていただきます。

Hikariにて資源循環の現場視察

まずはベカメックス東急のMr. Quangに、Hikariレストラン区画で実証が進められている、昆虫を用いた生ごみ資源化施設をご案内いただきました。
『アメリカミズアブ(BSF: Black Soldier Fly)』が施設内レストランの生ごみを食べている様子を見学し、更には、BSFの糞などが「たい肥」になること、そして乾燥させたBSFの幼虫とPizza 4P'sの余剰ピザ生地を混ぜると、「魚の餌」になることを学びました。参加者からは、乾燥させたBSFの匂いは香ばしい海老のよう(結構美味しそう)だと声が挙がっていました。
この実証の技術協力を長年続けているThien Sinh Farmは、その肥料や餌の一部を用いて有機農産物を生産し、Pizza 4P’sにも供給しています。
生ごみをあっという間に減らし、最終的には農産物を育てることに活かされる。このような生ごみ処理がもっと広まると良いですね。

魚の餌やり

その後Pizza 4P's前の池に移動し、実際に「魚の餌」を鯉などに与えました。
魚好きの私の娘は、この餌やりタイムが一番楽しかったそうです。

魚の排泄物はバイオフィルターを通して、栄養たっぷりの水となり、Hikari Complex内の果樹たちに与えられます。
施設内の果樹を見学すると、パンノキ、サポチェ、マンゴー、グアバにスターフルーツ…様々な木が!スターフルーツは実際に収穫もしました。皆さんはどれがどの木か分かりますか?

パンノキ
サポチェ
スターフルーツ
左:グアバ 右:マンゴー

Pizza 4P's workshop

Pizza 4P'sに入ると、4P's sustainable department managerのMs. Thuが迎えてくださり、Workshop “資源循環と私たちの食、Zero-wasteの取り組み” が開催されました。
前半はThien Sinh farmの濱さん主導で、"資源循環と私たちの食"をそれぞれ自由に絵で表現しました。日頃の生活や、今日見学した内容を思い浮かべながら、物ごとはどんな風に繋がっているか想像を膨らませました。
後半は、Ms. Thuによる4P'sのZero-wasteに関するワークショップで、クイズ形式で「店舗建設でのゴミの活用」と、「店舗運営でゴミを減らしリサイクルする方法」を学びました。

コミュニティーガーデンの見学

各々ランチを楽しんだのち、Hikariから車で5分のコミュニティーガーデン(菜園)に移動しました。Tokyu Garden Cityの住民のための菜園で、人気が高く順番待ち状態とのこと。毎朝毎晩、ハーブなどの収穫のために住民が立ち寄る場所となっているそうです。

ダンボールプランター作成デモンストレーション

ホーチミンでもベランダ菜園をやってみたい!という声に応えて、コミュニティーガーデンに隣接する川崎フロンターレクラブハウスにて、濱さんから簡単な『ダンボールプランター』の作り方を教わりました。濱さんのお子さんも、日本でやっておりトマトを実らせているそうですよ。お土産にハーブの苗やマリーゴールドをいただきました。
隣接するSORA gardens SCでのお買い物も楽しみ、帰路につきました。


共催会社のベカメックス東急・Pizza 4P’s・Thien Sinh Farmの皆さまにより、とても充実したイベントでした!循環社会のモデルを体感したことで、自分の暮らしではどんな風に取り入れられるか、考えるきっかけとなったと思います。皆さまも是非Binh Duong新都市を訪れてみてください。

著者:Sachiko

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【雑誌】『Wedge』2023年1月号
「農業にもっと多様性を! 価値を生み出す先駆者たち」を特集しておりHikari Projectや4P'sとThien Sinh Farmとの関係が書かれております。

【WEB】『IDEAS FOR GOOD』
「Pizza 4P’s」のSustainability Managerである永田悠馬氏が書かれた記事です。4P'sとThien Sinh Farmとの関係が書かれております。


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