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義父と、もぎたてのサワーポメロ

サワーポメロをむきながら、
「こんなにたいへんな作業なの!?」と唖然とした。


義実家に帰省中、息子が大好きになった「サワーポメロ」
義父と息子が隣のおばあちゃん家のサワーポメロを収穫し(許可とってる)、もぎたてのサワーポメロを義父がむいて、あれよあれよと平らげていた息子。
その様子を見てご機嫌になり、「食いやんせ!」と一玉、また一玉とむく義父。
ぜーんぶ食べちゃう!とパクパク食べる息子を眺めながらのほほんとしていた。

ちなみにサワーポメロとは、本来の品種名は「大橘」で文旦(ぶんたん)の仲間。まるまると大きくて、元気をもらえそうなまぶしい黄色をした柑橘のこと。さわやかでさっぱりとした甘みで、とってもおいしい。

参考▼

帰省が終わり、宅急便でも野菜と一緒にサワーポメロを送ってもらい、
さて、むいてみるか~!とやってみたところ、まあ手間のかかること!

分厚い外皮をうんっと力を込めてむき、白いスジをとり、内袋をむき、種をとる…
「あれ、こんなに大変だったかな…?」と戸惑いつつ、ひとつずつむく。
不器用過ぎたせいか実がこまかくなり、義父がむいた実とは全く違う残念な有様に。

この面倒な作業を、義父は孫のためにとせっせとやってくれて、孫が喜ぶからと自分の時間をつかってくれていたことに今さらながら気づく。
「誰かのために何かをする」ということの、有難さと尊さ。

自分はどうかな。誰かのために行動しているかな。何かできているかな。
考えてみたけど、まだまだ与えられることの方が多い気がする…

自分の時間や労力を惜しまず、誰かのために使うこと。
そう簡単じゃないと思うけど、これからもっと大切にしていきたい。

ちなみに全く他人のお隣のおばあちゃん家のサワーポメロを勝手に収穫していいなんて、さすが田舎のご近所づきあい…!と感動した。

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