ライフストーリー10代 【13】

友達の家に母が迎えに来た。
何も話したくないし顔も見たくなかった。
家に帰り少しづつ会話をした。
とんでもないことになっているとは知らなかった話して欲しかったと言われた。
手紙を持って警察に相談したとか。
今でいういわゆるストーカー行為の様なことをされていたので、色々考えた結果、身の安全のため、しばらく数名の友達の家に泊まり歩くことになった。
心から楽しめた。
パジャマで話をしたり、友達の家族に混じってご飯を食べたり、自分の部屋があるのってこんな感じなのかってワクワクした。

しばらく泊まり歩き、家に戻ってきた。
母の恋人と母と私の三人で外のお店で話をした。

警察に相談したことを告げ、今後一切関わらないことを約束した。

何度が学校の帰り道に見かけたりしたが、話しかけたりはされなかった。
電話や何か連絡も来てたと思うが当たり前だが全て無視。
念の為、家の鍵も変えた覚えがある。(合鍵を持っているから)

残像のように見えたり、物陰にいるような感じがしたり、しばらく怖かった。

また警察の人が来て話をした、事件として立件すると根掘り葉掘り話すことになること時間がかかることなどどうするか色々と話を聞いた。
結局、私は立件するのはやめてしまった。
やっと解放されたのにまたむし返して話をしたりするのは懲り懲り。
普通に暮らしたい。

後から聞いた話だと、盗撮の前科もあり家からは明らかに怪しいものなど、でききたそうでとてつもないやばい変態だった。

母との距離が少し近づいた気がしたが、
しばらく経つと母は布団で寝ている私の頭を踏みつける行為をするようになった。
きっと母は私のことを憎んでいるんだろうなと感じた。
もしかしたら幸せに暮らしていけたかもしれないのに
私が壊してしまったのだ。と思っていた。
憎悪のエネルギー。
抵抗することはできなかった。

私が我慢して耐えていたら、
それで気が済むならそうしていよう。とじっと耐えた。
ただ時が過ぎ母が気が済むまで耐えた。
耐え続ける夜。


ん?普通の親子ってどんなんだった?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?