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誕生日にその花か! 海外で受けた洗礼

きっかけは少し前に読んだYahoo!ニュースのコメント欄でした。
Yahoo!ニュースは結構コメント欄も面白かったりタメになったりなので良くスクロールして読むのが好きです。

その時は、誰かがコメント欄に自身の体験談を残していました。

日本在住の外国人が素敵なミニバーを作ったと招待されて行ってみたら、そのミニバーは仏壇を転用したものだったというコメントでした。

さらにそのコメントへの返信で海外での面白い経験を書いていた人がいて、まったく同じ体験があった私はその時の記憶がウワーーーーッと蘇ってきて、もうそこから色々なヘンな体験やらヘンな人たちやらの回想が止まらなくなってしまいました。

なのでここに置いていきますので、よろしければ読んでいって下さい。

私が海外生活で得た教訓

そう。あれは2?年前。私が23歳で初めてニュージーランド(以下NZ)、クライストチャーチの地を踏んだ後。

今で言う凸電やらアポなし訪問やらで度胸をつけ、ラッキーにも英語ネイティブの経営するお店で販売員としての雇用を得た私。

当時の私は若かった(20年以上前だから当たり前だ)。
そしてもう少しスタイルもよかった(そうほんの14キロほど違うかな)。
目の前の通りでは観光バスがひっきりなしに停まり、お客さんが乗り降りする。
時にはツアー客が自由時間を過ごして戻ってくるまで待機しているバスもあり、ドライバーはその時間ヒマを持て余す。

目の前の店にはヒマそうにしている店番(私)。
それが若い日本人の女の子だったらちょっかいの一つも出したくなるらしい。いろんなドライバーに声をかけられました。
イケメンやらイケオジやらイケてない人たちやらいろいろ。
純粋に世間話を楽しんでいく(こんな英語もたどたどしい外国人に話しかけてくれてありがとう)人もいたのだけれど。日本人女性と見れば口説きにかかる人もおりました。
そのうちのイケてないおじさんの中でも特に日本人の女の子を好物としているおじさんが粘着してきたことがありました。

好みの男子じゃない...と、感情を隠せない私はあからさまにがっかりした顔をしていたと思う。でも悲しいかな、はっきりは言葉に出せないので、オーラで察してくれなければそれ以上はどうしようもない。
そしてそういう人に限って「俺、いろいろコネがあるぜ」的なことをいうので、一瞬そういうのを期待したりもして無下にはできなかった。
(あれから私も大人になりました。いまこれを読んでいる若い皆さんには、それは下心ありありフラグで、もしちょっとしか知らない貴方にこんなセリフを言う人間がいたら「そこからとっとと逃げろ!」と言いたい。)

話がそれた。

そんなこんなで無下にもできないでいたある日、となりの店で働く日本人女性と私の会話でその日が私の誕生日だったことを知ったそのおじさんは、ふといなくなったと思うとしばらくして戻って来て、新聞紙にくるまれた...

菊の花束

をうやうやしく差出したのです。

えっ菊?
なんで菊!?
ブーケにしてるわけでもなく、Christchurch PRESSという新聞紙につつまれており、ぱっと見これからお墓参りに行きます的な。

っていうか、菊にしか見えないけどこれ菊じゃないのかもしれない。
(自分の自信のなさが情けない)

訊きました。
「この花なんて言うの?」
「chrysanthemum」
初めて聞く名前。何度聞いても何の花かわからない。
っていうか、菊の英語名なんて調べたことないからわからん!
わざわざ辞書で調べるために綴りを教えてもらい、調べたら...

やっぱり菊やんか‼️


この人ほんとに菊を誕生日の花に選んできたんだ。
ありえなさ過ぎて脳がフリーズ。

混乱している私にそのおじさんは「日本人は菊好きだろう?」とドヤ顔。
23歳のまだ若かった私は、態度には出せてもはっきりノーという事が出来ず、その人は颯爽とその菊の花束を置いて去っていきました。

結局私はその菊の花束をもらってしまい、花には何の罪もないけど飾ることがどうしてもできずに、あれ、どうしたんだっけな。
当時の記憶が一部抹消されています。びっくりびっくり。

ほかにも日本人のおじさんに秘境ツアーと題して4WDでとんでもないところにドライブに連れて行かれたこと。

その人はその時点で結構前に流行った、美男子(オスカルにそっくり)が出てくるとあるアニメにどハマりしていて、そのメインキャラになり切ってハンドル操作するのですが、私にいうんです。

「行くぞ!キルヒアイス!」と。

あんただれやねん‼️

自分のことたぬき言うてたやん〜❗️

お〜ろ〜し〜て〜‼️(心の声←小心者)

と言う思い出とか、

仕事で悩んで相談しようと訪ねていった先輩の家で、なぜかカーテン閉められて(あの時の私、逃げろ!)、相談してたらなぜかチューされそうになって

ギャーーー!ヤメレ‼️

とようやく逃げだしたり。(未遂で本当に本当に本当に良かった‼️)

よく考えたらいろいろ際どい目にあってました。

若い皆さんは、女性も男性も、本当自分の野生の勘は信じて磨いておいたほうがいいです。

逃げろ、と肚(はら)の声が頭の中に響いたら、逃げるべしです。

今のご時世そんなことしたら社会的に抹殺される、だからセクハラなんてする人あんまりいないよ、と思ってませんか?

いやいや、いますいます。

そしてそんな人達も普通に今でも暮らしてますよ。

そういう人は、自分より弱い立場の人間をよく見極めています。そして親切なのか下心なのか紛らわしくしてきます。彼らも人間だから、汚い心と同時に良心を持ち合わせています。ただその良心は発動する時としない時があるだけ。だから、自分の身は自分で守りましょう。

こんな書き方をするとその人たちの肩を持っているように思われるかもしれませんが、そんな事は全くありません。その人たちが不幸になったらザマーミロと心の中で多分小躍りするかもしれませんが、同時にしまった、と罪悪感も感じてしまうであろうと思っています。(必要ないけど)

彼らの不幸を願うひまがあったら自分がまずハッピーにならなきゃ、と思ってるだけです。

以上、今日はおばちゃんの昔話でした。


この記事のポイント: ヤバいんじゃない?と感じたら、大体ヤバい。退路を確保して逃げろ!




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Sachi
次の興味津々なことに挑戦するためにありがたくお預かりし、 そしまたここでご報告という形で還元させていただきます(^^)