大阪府性暴力被害者支援事業 予算増額の報道について

 大阪府が SACHICOに前年度比3倍の予算を計上する方針を固めたことが報道されています。

 大阪 SACHICOの存続と発展を願う会としましては、48,463筆の請願署名と活動に心を寄せていただいたみなさまのお力があったからだと受けとめています。

 しかしながらこの増額についてどう見るかです。
 大阪府が約束していた、今年度中での SACHICOの移設が間に合わず、来年度になるため、4月以降に多額の経費がかかることが予想されています。
 その経費は当然大阪府が持つべきものですし、元々大阪府からSACHICOへの補助金の額は、全国の都道府県からワンストップ支援センターへの補助金の額と比べてとても低い金額でした。

 また、病院拠点型だったSACHICOが今後診療機能を維持し、医師も自前で確保していかなければならないのですから、大阪府の予算増額は最低限の対応で、何も賞賛するに値しないことだと述べておきます。

 私たち、性暴力救援センター・大阪 SACHICOの存続と発展を願う会は、公的病院を拠点にワンストップ支援センターを設置してほしいことなど、請願項目を引き続き要請していくと同時に、大阪府の動向を注視していきます。

2025年1月25日
大阪SACHICOの存続と発展を願う会


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