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目の前しか見えない

今日、年内最後の皮膚科へ。皮膚科に向かう途中ふと思い出したあの頃。
17歳で子どもを産んで、お金もなく一生懸命育ててた時

もう30年以上前。今と違って減免制度もないころ。しかも17歳という若い夫婦。とにかく働いてお金を手にして、それでご飯を食べての時代だった。

子どもは未熟児で早産だったため、1か月間病院に入った。そのため搾乳をして4日に1回持っていく。自宅からは遠い。もちろん車の免許もない。幸いバイクはあるので、原付を走らせた17歳の母(地図じゃないけどね)だった。1か月後も未熟児であったため、自宅からは遠い病院へ毎月連れていく必要もあり、行くときの電車代や病院代もあの時は多額のお金だった。
ちょっとした病院代もかかるが子供にかかるお金。頑張るしかない!なんて若い時は体を張れたな。

だから、自分の体調はお構いなし。具合が悪いな~と思っても仕事に行き、子育ても必死な頃。職場のトイレでいきなり吐血。倒れてしまった。。。携帯もないあの頃。職場の人が身内や友達に連絡してくれ、病院へ。そのまま強制入院した。
結局なところ、もっとお金が必要になるわけで、子供も預けなければならない。

目の前しか見えない

そんな状況だった。無理をし過ぎてそれ以上に負担がかかることが想定もされなく、”今””今日”を生きていたあの頃。若さといえば若さなのかもしれない。がしかし、行政の支援情報も今みたいにHPやSNSではわかり得ない時代。わざわざ出向かなければ支援策も分からない。

働ける体がある。まだ動ける。稼がねば。

と、我武者羅だった。それが私にとっては今となっては【非常に良い経験】なのだが、このように、目の前しか見えなくなって大きな問題が見えなくなることが、貧困への連鎖につながっていく。

きっとこれを読まれたら「若い時に子供産んだらお金もないし大変よな」と思われるかもしれないが、
それが大変なのではなく「若い時に好き好んで生んだんだから頑張れ」という突き放した目なのです。自己責任。確かにそうだ。私も【この子には絶対苦労させたくない。立派に育ててる】と決め生んだのだから自己責任。

自己責任で選んだ道だからといって突き放すのはどうだろうか?

と思ってしまう。遠くから見守るとかなら良いと思うのだ。甘えさすのではない。「ちゃんとご飯食べてる?」「寝れてる?」の声といった、自己責任をガッツリ背中に背負った人を見守ってほしいなと思うのだ。

幸い私は職場の人や身内や友人が、見守ってくれてたので、周りにいる経験者や大人がそっと後ろに居てくれた。それだけで、これからの自分の仕事の仕方も生き方も決めたり、見つめ直せれた。
目の前しか見えない時は誰にしもあることだけど、子育てや貧困問題の連鎖は、頑張っている。分かっている。自分でどうにかしなきゃ。ってなった時は入口に半歩差し掛かっている時かも。闇が深くなる前に、目の前の先の風景を見るお手伝いをさせてもらえたらと願う。


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柚木幸子
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